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まさかの糖尿病予備群と言われた…何が怖いかを専門医に聞く

ウートピ / 2021年4月20日 21時0分

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「糖尿病予備群と健康診断で言われてしまいました。どうすればいいのか…」という読者のお悩みの声が複数届いています。そこで、糖尿病専門医・臨床内科専門医で、『糖尿病は自分で治す!』(集英社)など多くの著書がある福田正博医師に、糖尿病の実態や自分でできるケアについて連載でお尋ねしています。これまでの内容は文末の一覧からリンク先の記事を参考にしてください。

今回・第11回は、読者(42歳・女性・会社員)から届いた、「予備群だと告げられたとき、ドクターから、『糖尿病は中等度以上にならないと痛くもかゆくもない病気です。だから怖い』とも言われました。具体的に何が怖いのでしょうか」との質問について、福田医師に聞いてみました。

症状が現れたときには

——糖尿病の怖い点について、具体的に教えてください。

福田医師:糖尿病が苦痛をもたらす要因はいくつもありますが、まずはそのドクターが指摘するように、予備群や初期、中等度ぐらいのうちは何の症状も現れないので、自覚ができないことにあると言えます。

例えば、歯が痛い、腰痛がひどい、じんましんが出た、どこかが腫(は)れるなどの症状があれば、「あ、どこか悪いな」と気づいて医療機関を受診するでしょう。ところが糖尿病はそうしたつらい異変がなかなか現れず、現れたときにはすでに重症である場合が多いのです。

——では、「健康診断で糖尿病予備群だと言われたけれど、痛くもかゆくもないので受診はまたそのうち…」と放っておいたらどうなるのでしょうか。

福田医師:無自覚のまま治療をしないと糖尿病が進み、数年後には「手や足がしびれる」、「目がかすむ」、「異様にトイレが近い」、「尿が出ない」といった症状が現れはじめます。やがてその症状がどんどん悪化し、このあと紹介するように命に関わることもあります。また、高血糖が続くことによる急性の発作では、激しいのどの渇きやだるさ、脱水、意識障害といった危険な状態になる場合もあります。

糖尿病の三大合併症は「神経」「目」「腎臓」

——無自覚のままに糖尿病が進むということですが、体では何が起こっているのでしょうか。

福田医師:これまでにお話ししてきたように、「糖尿病とは、血液中のブドウ糖の濃度を示す血糖値が慢性的に上昇している状態」です。血液中に必要以上のブドウ糖があふれているということであり、この高血糖状態が続くとじわじわと全身の大小の血管や臓器の細胞を傷つけていきます。やがて、次のような「糖尿病の合併症」と言われる症状に見舞われるようになります。

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