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同級生と「保毛尾田保毛男」を笑っていた時には気づけなかったこと

ウートピ / 2021年7月27日 20時45分

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作家のアルテイシアさんが発表した、新刊『モヤる言葉、ヤバイ人 自尊心を削る人から心を守る「言葉の護身術」』(大和書房)。ハラスメントの嵐が吹き荒れる、何とも生きづらい“ヘルジャパン”を生き抜く実用書をつくりたい──。そんな願いを込めて、(中森)明菜返し・エジソン返しなどあらゆるシチュエーションに対処しうる「言葉の護身術」がユニークに綴られています。

そのアルテイシアさんが対談相手に指名したのは、YouTubeをはじめSNSで政治や社会問題に鋭く斬り込んでいく「せやろがいおじさん」こと、芸人の榎森耕助さん。「話題にしづらい問題をどうして取り上げるの?」をテーマにお話しいただく連載の第2回は、議論の際にふさわしい“態度”についてお聞きしました。

与えられた特権を享受するだけでなく、自覚的であれ

──せやろがいおじさんは、発信を続けて出会った方から「男性優位の日本社会で男性は気づかないうちに特権を享受し、無意識のうちに女性を抑圧している」と教わったとおっしゃっていました。そう自覚することは、話しづらい問題を語る“態度”として重要ですね。

せやろがいおじさん(以下、せやろがい):はい。男女の賃金格差の実情や2018年に大きく取り上げられた医学部の不正入試問題などから、日本社会に生きる現代の男性は、権力勾配が自分に傾いていることに気づき始めています。ただ、そう自覚していてもやっぱり知らないうちに特権を享受していることはあって。以前、何かで「男性優位社会における特権は、魚にとっての水みたいなものだ」という例え話を聞きました。水の中にいることが自然な魚は水の存在に気づかないのと一緒で、男性優位社会にいる男性は自分に与えられた特権に気づかない、という意味なんですが……たしかにそうだな、と。

アルテイシア(以下、アル):オギャーと生まれた瞬間から男尊女卑に浸かっていると、そこに差別があることに気づけない。アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)ですよね。

アメリカで「ジョンとジェニファーの実験」というものがあって、まったく同じ履歴書を名前だけ変えて送ったら、ジェニファー(女性)よりジョン(男性)の方が高い評価と年収を提示されたという結果が出ました。これがわかりやすい「下駄」ですよね。世の中には「俺は下駄を脱ぎたくない!」という男性もいるでしょう。でも、せやろがいさんのように女性差別にノーを言う男性もいっぱいいる。そういう人たちとは連帯できると思います。

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