1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

自分が感じた「好き」や「嫌い」をもっと信じていい【オダギリジョー】

ウートピ / 2021年9月17日 21時1分

写真

オダギリジョーさんが脚本、演出を担当し、本人も出演する連続ドラマ『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』(NHK総合、以下、オリバーな犬)が9月17日(金)から3週連続で放送されます。

池松壮亮さん演じる主人公、鑑識課警察犬係に所属する警察官・青葉一平と相棒の警察犬オリバーが次々と発生する不可解な事件に挑んでいく物語。

本作で初めてテレビドラマでの脚本・演出に挑むオダギリさんにお話を伺いました。

書けなくなって考えた「今、必要なもの」

——脚本と演出を担当することになった経緯について教えてください。

オダギリジョーさん(以下、オダギリ):自分なりにやってみたい企画がいくつかあり、「オリバーな犬」もそのうちのひとつでした。テレビドラマを作りませんかとお話をいただいたとき、これが一番テレビ向きの企画だと思ったのでリサーチに出向き、脚本を書くことにしました。

——ドラマの放送が発表されたとき、オダギリさんは「この時代に描くべき作品は何か?と繰り返し自問しながら書いた作品」だとコメントしています。コロナ禍に入ってから書き始めたのでしょうか?

オダギリ:第1話を書いたのはコロナ前でした。第2話の執筆に入る頃に、最初の緊急事態宣言が出て巣ごもり生活に。実は、その影響でしばらく書けない日々が続いたんです。世の中の空気も沈みがちでしたし、自分も気持ちが執筆に向かわないというか。こんなときに、エンターテインメントなものづくりをすることの意味とは……?と考えてしまって。

——今もですが、あの時期、世界が大きく変わってしまったので、自分の仕事や生活について改めて考えた人は多かったと思います。

オダギリ:きっとそうだったでしょうね。ただ、僕自身も含めて、落ち込んだ雰囲気の中にいたとしても、「笑顔になれるもの」が気持ちを上向きにしてくれて、ちょっとだけ安心感を与えてくれる。そういうことが確かにあると信じられるようになりました。つまり、エンターテインメントやアートなど、僕らが仕事としていることは、こういうときにこそ力を発揮できるものなのではないかと。

『オリバーな犬』をNHKで挑戦する理由

——そういう背景があったんですね。実は、「可笑しなサスペンス」という作品のトーンに初めは少し戸惑いを感じたんです。今作がNHKで放送されることも新鮮な驚きがありました。

オダギリ:僕も、間に入ってくれていたプロデューサーから、NHKの製作陣が面白がってくれていると聞いたとき「NHKがコレに興味を持ってくれたの?」とびっくりしました(苦笑)。第1話の台本を書いているときはまだどこで発表するか決めていなかったんですよ。どこが面白いかなというのは考えていたのですけれど。僕の脚本との組み合わせが異質なだけでなく、NHKは日本のすみずみまでカバーしていて、視聴者の層も広い。一番挑戦するべき相手だと思いました。一緒に組むことができたのは、幸せな着地点だったと思います。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング