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本気で腸活① 十二指腸、回腸、直腸ってどこ? 何をしている?【専門医が教える】

ウートピ / 2021年10月21日 20時10分

それに、空腸と回腸の内側の粘膜は、柔毛(じゅうもう。絨毛と表記する場合もある)という超微細な突起状の器官によってびっしりと覆われています。文字通り、じゅうたんの毛足のようなイメージで無数に並んでいます。

消化されてできた栄養素は、主にこの柔毛内の毛細血管とリンパ管から吸収されて肝臓へ送られます。柔毛は小腸の表面積を大きくしていて、広げた場合の総面積はテニスコート1面分もの広さになると言われます。それは栄養素の吸収を効率よくするためと考えられています。

小腸で1日に7リットルの消化物が吸収される

——小腸には、栄養の吸収というとても重要な働きがあるのですね。1日にどのぐらいの量が吸収されているのでしょうか。

正木医師:消化物と消化液の量は1日に約9リットルになり、そのうち、小腸で吸収されるのは約7リットルになるのです。

——想像以上に大量です。残りの2リットルはどうなるのでしょうか。

正木医師:小腸で栄養素を吸収された残りかすがそれで、水っぽい状態のまま、回腸(小腸)と盲腸(大腸)の境界にあたる回盲弁から盲腸(大腸)側に送り込まれます。大腸は、盲腸、結腸、直腸に分けられます。さらに結腸は、その方向や形から、上行(じょうこう)結腸・横行(おうこう)結腸・下行(かこう)結腸・S状結腸に分類されます。

おなかの右下にある小腸の出口から始まり、直腸で肛門につながっています。全長1・5~2メートル、直径は小腸より大きくて5~7センチあります。

——食べたものは、胃→十二指腸→空腸→回腸→盲腸→上行結腸→横行結腸→下行結腸→S状結腸→直腸→肛門と運ばれていくのですね。

正木医師:そうです。水っぽい食べものかすは大腸のぜんどう運動によってこの間を移動しながら、水分が吸収されていきます。徐々にかたくなり、下行結腸ではかゆ状に、S状結腸で形がある便が生成されます。水素やメタンなどのガスも発生します。結腸の「結」は「ばらばらのものがかたまる」という意味があるといわれます。

直腸に便がたまったらトイレに行きたくなる

——トイレに行きたくなるのは、大腸のどこにどうなったときですか。

正木医師:便が直腸まで送られると便意が生じて、トイレに行きたくなります。直腸は、便を一時的にためるように働き、いっぱいになると腸の筋肉が収縮し、同時に肛門の筋肉が開いて便が外に排出されるのです。口から食べものが入ってから排出されるまで、24~36時間を要します。また、日本人の1日の排便量の平均は約200グラムと考えられています。

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