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メンタルと直結? 過敏性腸症候群の原因は【専門医に聞く】

ウートピ / 2021年11月24日 21時0分

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下痢や便秘が続く、あるいはその両方をくり返すとき、単なるおなかの不調だと思って放置していませんか。その症状は、実は「過敏性腸症候群(IBS)」という病気かもしれません。この病気について、消化器病専門医・指導医、消化器内視鏡専門医・指導医でむらのクリニック(大阪市中央区)の村野実之(みつゆき)院長に連載で詳しいお話しを聞いています。

前回の第1回「あなたも過敏性腸症候群かも…便秘と下痢やその両方をくり返していない?」では、その症状のチェックリストや特徴について教えてもらいました。今回は原因について尋ねます。

ストレスで自律神経のバランスが乱れる

——前回、過敏性腸症候群とは「下痢や便秘、あるいはその両方をくり返し、月に4日以上・最近3カ月以内に続いている」場合に診断されるということでした。おなかの不調が長く続くのはつらいことです。その原因は何なのでしょうか。

村野医師:過敏性腸症候群の原因はまだ明確ではありませんが、いくつか想定されることの研究が進んでいます。

もっとも多いと考えられる原因は、「ストレス」です。腸の運動や消化の機能は、自律神経が担っています。自律神経には緊張時や興奮時、活動時に働く交感神経と、安静時やリラックス時に働く副交感神経があり、この2つが互いにバランスを取り合って内臓の機能が安定するように作用しています。

また、胃や腸の運動や消化機能は、副交感神経が優位になっているとき、つまりリラックスしているときに働きます。ところが、ストレスや不安感、憂うつ感、イライラなどが強く続くと交感神経のほうが優位になるため、胃腸の運動や消化機能は低下します。すると便秘や下痢になりやすいわけです。そのため、過敏性腸症候群はストレス性胃腸炎と呼ばれることもあります。腸の状態はメンタルと直結していると言えます。

——おなかの具合が悪くなるストレスとは、具体的にどのようなことがありますか。

村野医師:患者さんによってさまざまですが、受験や就職、転職、結婚、昇進などご自身の環境の変化、職場や家庭の人間関係のストレス、緊張感や不安感が強い心因性ストレス、疲労、大雨や台風、猛暑、極寒といった気候の変化などあらゆる心身の負担が考えられます。

幸せホルモンが過剰分泌されると下痢に

——近ごろ、脳と腸は連絡し合っているという説をよく聞きます。ストレスと関係があるのでしょうか。

村野医師:医学用語で「脳腸相関」といって、いま注目されています。腸は脳からの指令だけで動いているのではなく、腸からも脳にメッセージを送っていて、互いに影響を及ぼし合うことがわかってきました。

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