刑務所は「幸せの対極にある世界」―刑務所アイドルが紅白出演を目指す理由

ウートピ / 2014年11月21日 12時0分

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刑務所アイドル「NHK紅白に出たい」

受刑者から熱狂的な支持を集めている“刑務所アイドル”「paix2(ぺぺ)」。前編に引き続き、北尾真奈美さんと井勝めぐみさんに今後の活動の展望ついて聞きました。

>>【前編はコチラ】刑務所で歌う女性2人組ユニット「paix2(ぺぺ)」に取材! “刑務所アイドル”が受刑者の心を掴む理由

社会復帰された元受刑者の方が会いにきてくれて励まされた

――これまでの活動を通して、心を揺さぶられた出来事はありましたか?

井勝:プリズンコンサートをスタートさせてちょうど1年目くらいでしたが、私たちが警察の音楽隊と一緒に開催したコンサートに、社会復帰された元受刑者の方が手紙と花束を持ってきてくださったんです。その方は、何度も刑務所に入ることを繰り返していたそうなのですが、手紙には「二人の歌に出会えたおかげで無事に社会復帰する事ができました。刑務所内では辛い事ばかりでしたが、頑張ることができた」ということが書かれていて。出所後に会社を立ち上げて、今では立派に社会生活を送られています。

北尾:丁度その頃、自分たちのなかでは資金的にもプリズンコンサートを実施していくには辛い時期に差し掛かっていて、私はもう止めた方がいいのかな? とか思っていた矢先のことだったので、本当に嬉しく思いました。出所後にわざわざ会いにきてくれたということで、それだけ思い入れを持ってくれたのかと思うと、逆に勇気をもらったというかとても励まされました。

井勝:人は生きて行く中で理不尽な出来事に遭遇することが多々ありますが、何事も自分自身の思うようにならなかったとしても、犯罪に手を染めるべきではありません。刑務所に入ってしまって後悔しても、その時にはもう遅いのです。人は幸せな時には幸せの意味さえ考えようとはしませんが、幸せを失って始めて自分の犯した罪に気が付きます。

刑務所の舞台に立つたびに思うのですが、少しでも自分自身をコントロールできていれば、この人たちはここに来ることは無かったのに、と思います。

私は刑務所の舞台に立つたびに、本当の幸せとは何だろうと自問自答してきました。ささやかでもいい大切な人とずっと一緒に居られることこそ本当の幸せなんだなあって考えさせられます。

私達のコンサートで何かを感じ社会復帰への足がかりにしてもらえたら嬉しいですね。

社会で暮らしていることがいかに幸せか

――1年を通して全国をまわられているとプライベートとの両立は難しくないですか?

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