男が家事をやったら偉いのか? 専業主夫になった芸人が語る、仕事と家庭を両立する難しさ

ウートピ / 2015年9月4日 12時0分

中村:両親は芸人をやることに関しても、「人様に迷惑かけることじゃなかったら自分の責任の範囲でやればいいんじゃないか」ってタイプだったので、「専業主夫になって結婚しようと思う」と話したときも怒るとか説得されるではなくて、「結婚できてよかったなー! 芸人としても結果出てないのにいい子がいたなー!」みたいな空気でした。

妻のお母さんは僕のライブに妻と一緒に来てくれたり応援してくれていました。2人の関係も温かく見守っていてくれていました。

――奥様のお父さんには……さすがに反対されたのでは?

中村:妻のお父さんには、大事な娘のことだし殴られるんじゃないか、とか考えていたんですけど「2人がそれで問題がないのであれば、今時はそういうスタイルもアリかもね」と、親族はみな理解あって恵まれていましたね。

僕は男子校出身なんですけど、大学の家政学科を選んだ時点で友達には「お前ならそんな選択もするかもな」って言われてたんです。そこから芸人になったときも同様で、専業主夫になったときも「またお前はそういう選択をしたのか」という反応でした。迷ったら面白い方に進む的な。

――お友達も、専業主夫になること自体に特に疑問は感じていなかったと。

中村:ただ「男なのに主夫やってんだ、すごいな」って言われることには違和感はあります。シュフ業って大変は大変ですけど、男だから大変、女だから大変じゃないってことではないんですよね。でも「家事は女性がやるもの」っていうイメージがあるから「家事やってて偉いなー」とは言われるのかもしれません。

そんなときは「俺に『偉いなー』って言う暇があるなら、その台詞に『ありがとう』を付けて自分の奥さんに伝えなよ」って言ってます。

妻の友達なんかは子連れでうちに遊びに来て、「哺乳瓶を煮沸させて欲しい」って妻に渡しても、妻は哺乳瓶の煮沸の時間なんて知らず、僕に渡してくるので「旦那さんがやってくれていいなー」って言ってます。うちは立場が逆転してるだけなんですけど、僕が両親に「いい子がいてよかったねー」って言われたようにマッチングの問題ですよね。

芸人活動と主夫のバランスで悩む

――現在は「主夫」がメインで、「芸人」がパート、という扱いとのことですね。いまの生活は中村さんにとって理想的なバランスでしょうか?

中村:今は「主夫」として、妻と子どもが楽しく笑顔で過ごしてくれることを第1にしているので、家事に割ける時間や、家族にストレスを与えないバランスでいうと今くらいの仕事の割合がちょうどいいとは思います。でも元は売れようと思って始めた芸人活動だし、今「パート」である部分にどれくらい本腰を入れていいのか、たとえば子連れで活動していいのか? とか模索してる段階です。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング