DV、ストーカー、借金…… 悩みを抱える人を全力で救う歌舞伎町の「駆け込み寺」が聞いた相談者たちの声

ウートピ / 2014年3月11日 17時0分

写真

歌舞伎町「駆け込み寺」相談者たちの声

内閣府自殺対策推進室の調査によると、2013年の自殺者数は全国で2万7276人 。単純計算すると1日70人以上の人が自殺を選択していることになります。非常にショッキングな数字ですが、その背景あるDVやいじめ、借金問題といったトラブルは誰しもが抱えうる可能性があります。

「たった一人を救う」をモットーに設立された新宿歌舞伎町の「公益社団法人日本駆け込み寺」。ここには悩みを抱える人々からのさまざまな相談が日夜寄せられます。事務局の瀬沼靜子さんと、運営に携わる井上茉莉花さん に、どんな悩みが寄せられるのか、どのような対応をしているのかについて、お話を伺いました。

自分の経験を人のために生かしたい

――駆け込み寺の設立の背景について教えてください。

井上茉莉花さん(以下、井上):2002年に代表の玄が駆け込み寺の前身である「NPO法人日本ソーシャル・マイノリティ協会」を設立し、その後一般社団法人を経て2012年11月に「公益社団法人日本駆け込み寺」に名前を変えました。これまでに延べ2万件以上の相談を解決してきました。

――代表の玄秀盛氏は4人の父、4人の母がいるという複雑な家庭環境で育ち、その後はキャバレーの店長や葬儀屋などさまざまな職業につかれていたそうですね。それからボランティア活動を始めようと思われたきっかけは何だったのでしょうか。

瀬沼靜子さん(以下、瀬沼)
:2000年に白血病の保菌者であることが判明し、そのころふらっと立ち寄った本屋でたまたま「NPO」や「ボランティア」という文字が目に入ったようです。それ以降、今の自分にできることは何か、今までの経験を人のために生かせないか、ということだけを考え続け、2年後に法人を設立するに至ったそうです。

恋愛、金銭、家庭問題など30~50代女性の相談が多い

――駆け込み寺を訪れる相談者の男女比や年齢を教えてください。

瀬沼:男女比は3:7くらいで、特に30~50代の女性が多いです。

――具体的にはどのような相談が寄せられるのでしょうか。

瀬沼
:相談内容は、恋愛や金銭問題、対人関係に関するものなど、本当に多岐にわたります。つい最近はこんなものがありました。相談者は30代女性で、交際していた上司が破局後にストーカーとなり、数々のいやがらせを受けて会社に行けなくなってしまった、と。

また、家庭のある方ですとDVや家族の問題に関する悩みが多いですね。例えば子どもがひきこもりだとか、暴力を振るうとか。または親戚と相続に関して揉めているという事例などがあります。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
ウートピ|オンナ目線のニュースサイト

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング