疲れには高級ウナギよりサラダチキン 究極の疲労回復フードとは?

ウートピ / 2016年7月14日 15時0分

写真

胃下垂の女性は疲れやすい

日本人の60%が抱えている「疲労」。なかでも厳しい疲労に晒されているという35~45歳の女性には、どんな疲労対策が有効なのでしょうか。今回は、疲労に負けない体をつくる「食」についてご紹介。最新の疲労研究から明かされた、究極の疲労回復フードを『すべての疲労は脳が原因』(集英社新書)著者の梶本修身(かじもと・おさみ)医学博士が解説します。

栄養ドリンクに疲労回復効果はない?

――どうしようもなく疲れが溜まってくると、まっ先に栄養ドリンクに手が伸びてしまいます。

梶本修身先生(以下、梶本):結論からいうと、栄養ドリンクにはみなさんが期待しているような疲労回復効果はありません。栄養ドリンクには、カフェインと微量のアルコールが配合されていることが多いのですが、カフェインの覚醒作用とアルコールの昂揚感で、疲労が軽くなってように感じるだけ。今のところ、栄養ドリンクの成分の中に明確な疲労回復効果が証明されているものはないんです。

徹夜でプレゼン用の資料をつくるとか、テスト勉強の直前に気合いを入れるなど、一時的な「目覚ましドリンク」として使うなら問題ありませんが、「疲れた……」が口グセの人が栄養ドリンクを常飲し、疲労をマスキングするのはおすすめできませんね。

――夏バテ対策のうなぎや、スタミナ食といわれる焼き肉などはどうですか?

梶本:確かに、日本が慢性的な栄養不足に悩んでいた時代には有効だったのでしょう。しかし飽食の現代では、脂肪分・カロリーともにリッチなウナギや焼き肉などは逆に消化器官、そして消化吸収をつかさどる自律神経に負荷をかけてしまう可能性があります。疲労を悪化させる心配の方が大きいです。

高価なウナギよりコンビニのサラダチキン

――科学的に疲労軽減効果が証明されている食べ物はあるのでしょうか?

梶本:あります。産官学連携で行われた抗疲労成分を明らかにする実験で、社会的に疲労軽減効果が期待されている23種類の食品に含まれる成分を評価しました。このうち、科学的に疲労感と疲労を両方抑制する成分としてわかったのは4種類。クエン酸、カルニチン、コエンザイムQ10、そしてダントツの疲労抑制効果を示したのが鶏の胸肉に多く含まれている「イミダペプチド」という成分でした。

――鶏胸肉は、高タンパク・低脂肪食材としてダイエットなどでは重宝されていますが、疲労軽減効果があるというのは意外でした。何か理由はあるのですか?

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング