アラサー女性にかけられた“呪い”から抜けるには? 『うつヌケ』作者に聞く

ウートピ / 2017年3月11日 14時30分

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アラサー女性にかけられた“呪い”から抜けるには?

うつ病を脱出した人たちのエピソードをまとめた田中圭一さんによるマンガ『うつヌケ~うつトンネルを抜けた人たち』(KADOKAWA)が発売1ヶ月半で10万部(電子版含む)を突破し、話題になっています。

『うつヌケ』は、自らも10年間うつに苦しんだ田中さんの体験談と、「うつヌケ」した17人のエピソードをまとめたマンガ。“うつヌケ”経験者としてミュージシャンの大槻ケンヂさんや思想家の内田樹さんら著名人も続々と登場します。

つらかったら逃げてもいい

——田中先生も約10年間、うつで苦しまれていたそうですね。マンガの中で「激しい気温差」がうつを重くしていたと思い当たるシーンがありました。「うつは不安が主役ではなくて外部や環境に要因がある」というのは発見でした。

うつの要因がわからなくて「俺はもうダメだ」というマイナス思考を主役に考えちゃっているからうつってこじれるのかなと思いましたね。原因がわかったらその瞬間からうつじゃなくなった。要因がわかならいからうつであって、わかれば「心の変調じゃないの?」という発想の転換ができた。医者じゃないからその解釈が本当に当たっているかわからないけれど、そうだって決めちゃえば自分の心の中で決着がつくわけですよね。

——「仕事から逃げたこと」でうつヌケした人も登場しましたね。去年ヒットしたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』ではないですが、「逃げる」ことは決して悪いことではないんですね。

僕も10年間うつ病を患っていたので、もっと早い段階で転職すればよかったというのはありますね。逃げて解決するかはわからないけれど、状況を変えてなんとかなるなら責任やしがらみよりも身の安全を優先して逃げるという選択肢もあると思います。転職も離婚も一見、マイナスの決断に思えるけれど。自分のためになるのならやるべきじゃないかな。

アラサー女性にかけられている“呪い”

——「ウートピ」の読者は30代女性が多いのですが、周囲から「結婚せよ」「出産せよ」「とにかく輝け」などプレッシャーをかけられて息苦しさを感じている人も多いのではないかなと思うんです。うつまでいかなくても「なんだかわからないけれど、自分が悪いのかな」って落ち込んじゃう。

30代の女性って結婚や出産など一番周囲から“呪い”をかけられている世代なのかもしれませんね。四方から壁が迫ってくる感じというか。うつになってもおかしくないですよね。

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