「子どもができたら女優として“終わり”だと思っていた」田中美佐子さんインタビュー

ウートピ / 2017年3月12日 14時30分

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荻上直子監督の最新作『彼らが本気で編むときは、』(全国公開中)で16年ぶりにスクリーンに“復帰”した女優の田中美佐子さん。数多くのテレビドラマや映画で様々な役を演じてきました。女優として脂の乗った30代半ばでお笑いコンビ「Take2」の深沢邦之さんと結婚し、42歳で高齢出産を経験します。キャリアの途中で一時現場を離れることへの不安は、どんな仕事を持つ女性も同じなのではないでしょうか。前編に続き、田中さんに仕事や結婚、出産について聞きました。

子どもができたら「終わり」だと思っていた

——30代半ばでご結婚されましたが、がんばって築いてきたものが変わってしまうという不安はなかったのでしょうか?

すっごくありましたよ。今は自分が高齢出産を経験したから、早く子どもを産むことが大事だったんだなって思うんですが、当時は女優さん同士で「結婚して仕事がなくなったらどうしよう」という会話をよくしていましたね。結婚したい人や彼がいたりする人もいっぱいいましたし、早く子ども産みたいねっていう話もするんですけど、「でも、今はこのレギュラーをやってるし、子どもができたら女優終わりだよね……」って。なんだか「終わり」な気がしてたんですよ。二度と復活できないんじゃないかって。だから「もうちょっと、もうちょっと……」って先延ばしにしてしまった。

——仕事が面白くなる30代だからこその悩みでもありますよね。

そうなんですよ。30代って自信もついてくるし、仕事もノリに乗ってきて、ここではちょっと辞められない! って思うんですよね。自分のこともよく分かってくるし、コントロールできるようになったら仕事も面白くなるし。そういうときに結婚・出産するとなると、「どうなるんだろう?」っていう不安は常にありました。

「女はやらなきゃいけないことがありすぎる」

——仕事と結婚・出産のタイミングなどいろんな迷いがあるなかで、深沢さんにはご自分からプロポーズされたとうかがっています。

異常に結婚したい時期があって、もうこの先絶対に自分で相手を選ぶのは無理! と思ったから深沢クンにしたんですけどね(笑)。それから、40歳の時にも、すごく子どもが欲しくなった時期があったんです。

今、私は結婚された若い女優さんに会ったりすると、「産め産め!」って言ってるんです(笑)。早く産んだら、早く回復してすぐ戻ってこられるから。子育てには、やっぱり母親は必要だと思うんですね。子育てもしたいし、仕事もしたい。女ってやらなきゃいけないことがたくさんありすぎる。でも、母っていうのは、それを背負わなきゃいけないものかなとも思うんです。

「結婚は3回、4回してもいいと思ってます」

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