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産まずに育てる「養子」という選択肢。実際に育てた人の話を聞いてみた

ウートピ / 2017年3月14日 20時45分

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「養子」という選択肢。実際に育ててみたら…

実子の長女(21歳)と、養子の次女(14歳)。

ふたりの娘の母親であるFP(ファイナンシャルプランナー)の中村芳子(なかむら・よしこ)さん。

40歳を前に二人目不妊に気づいた中村さんが、2歳の女の子を養子に迎えてから、今年で12年が経ちました。

2017年現在、年間に成立する特別養子縁組はわずか約500件。アメリカでは年間12万件が成立している現実に比べれば、養子という選択肢は、まだまだ日本では一般的ではありません。

いまだ身近とは言えない「養子」という存在について、経験者である中村さんにインタビューしていく全3回のシリーズ。前回、実子である長女が10歳の時に、2歳の女の子を無事に養子に迎えるまでのお話を聞きました。第2回では、「養子を迎えよう」と決めてから5年、ようやくスタートした絵梨子ちゃんとの生活、そして養子をめぐる日本の制度について聞いていきます。

第1回はこちら:母になったら人生終わりだと思ってた

初めて「ママ」と呼ばれた日

——2005年のクリスマスイブ、養子の絵梨子ちゃんを迎えて4人となった家族の生活。当時、実子である長女・友紀ちゃんは10歳、新しい生活は順調にスタートしたのでしょうか?

中村:クリスマスイブに絵梨子を自宅に迎える3ヵ月前から、私たち夫婦はずっと彼女に面会を続けていたんです。

「養子を迎えよう」と決めて東京都の養子縁組里親に登録して1年が過ぎ、やっぱり紹介ないのかな、と諦め始めた頃、「乳児院にいる2歳の女の子の里親に立候補しませんか?」と連絡を受けました。そして無事、里親候補に選ばれ、9月の終わりから3ヵ月の間、週に3、4日夫婦交代で、週末は家族3人で乳児院に会いに行っていたんです。

——いきなり一緒に暮らし始めるわけではないんですね。

中村:養子を迎える方法としては、民間の斡旋機関を利用するか、各自治体の里親制度を利用するかの2つがあります。私たちは後者にしました。その場合、「約3ヵ月間、施設に会いに行く」→「里親として約半年間一緒に暮らす(受託する)」→「家庭裁判所に特別養子縁組の申し立てをする」→「約半年で養子縁組が成立する」というステップを踏みます*。

*最近は面会のステップを踏まずに、乳児を受託するケースも少しずつ増えている。

——つまり「一緒に暮らし始めた」とは里親として受託したということなんですね。実際の生活はどうでしたか?

中村:「パパになついてくれない」「夜なかなか寝てくれない」「言うことを聞いてくれない」という問題はありましたが、それは実子でもよくあることですから、「久しぶりで忘れてたけど、育児ってこんなのだったな」と懐かしく思い出しながら乗り越えました。大変なこともあったけど、楽しかったですね。

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