「生きるってことは肩書きじゃない」 日本のレズビアンシーンのリーダーが語る、女性が女性を好きで当たり前の世界

ウートピ / 2014年7月2日 13時5分

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女性が女性を好きで当たり前の世界とは

日本初の女性限定クラブイベント。そして、新宿二丁目で愛され続ける開放的なバー。同じく「GOLD FINGER」と名付けられたこの2つを世に送り、日本のレズビアンシーンを25年間リードしてきたCHIGA(チガ)さんにお話を伺いました。BBCほか世界中のメディアから取材が相次ぐGOLD FINGERですが、その成功に至るまでの物語とは?

「ボヤっとノンケ」になりやすい社会

――CHIGAさんは1991年に、日本初のWOMEN ONLY≪女性限定≫クラブイベントを創始した方ですが、どういう想いでイベントを始められたのですか?

CHIGAさん(以下CHIGA):女が女とキスしても、当たり前だって場を創りたかったの。特に「レズビアン向けのものをつくろう」と思ったわけじゃなくて。

「ボヤっとノンケ」になりやすい社会なんだよね。つまり、ボヤっとしてるとなんとなく自分はノンケ(異性を恋愛対象とする者)かなって気になっちゃう。

でも、もっと自分の感覚を大事にしてほしい。たとえば「男と女が当たり前~、結婚するのが当たり前~」みたいなことに「だよね~」って流されてるより、「違うんじゃない?」って感覚がもしあればさ、それを大事にしてほしいんだよ。少なくともそれって、流されずに考えてるってことだから。

……って、別に「みんなレズビアンになんなさい!」っていうんじゃないんだけど(笑)。チョイスがあったほうが健全、って話ね。

――なるほど。具体的に、そうお考えになるきっかけになった経験はありましたか?

CHIGA:なんだろうなぁ。もともと、女が女を好きであっても自然だって考えてるんだよね。小3くらいで、初恋の話とか始まるでしょ? 私はもうそのころ、ノートに趣味で「好きな女の子ランキング」とかつけてたからね(笑)。

――(笑)。周りの大人はどう反応していたんでしょう?

人を好きになることは、悪いことじゃない

CHIGA:色々あったけど、なかでも忘れられない一言があってさ。高2の時、別の学校の女子と交換日記してたことがあったの。それが親にバレて、その子とふたりで家出したんだ。バイトして、店の余りもんで食いつないで。そんな中でも学校は好きだから、行ってた。

そしたら、ある日先生に、「家帰ってないよね?」って言われちゃってさ。やっべー、と思って。続いて先生は、今でも忘れないんだけどね、こう言ったの。

「人を好きになることは、悪いことじゃない。でも、家に帰らないことは悪いことなんじゃない?」

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