45歳で養子を迎えて…「頑なに守っていた自分」が変わった時

ウートピ / 2017年12月7日 20時45分

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45歳で養子を迎えて…自分が変わった瞬間

家族のカタチが多様化する中で、自分で産まずに育てるという選択肢もあります。実子であっても、養子であっても、子どもを育てるということに変わりないと思っていても、実際のところはどうなのでしょうか。

2015年に里子との日々をつづったエッセイ『うちの子になりなよ ある漫画家の里親入門』(イースト・プレス)を出版し、話題を集めた漫画家の古泉智浩(こいずみ・ともひろ)さん。里子として預かった「うーちゃん」とは、2年間一緒に暮らしたあと特別養子縁組を行い、戸籍の上でも親子になりました。

特別養子縁組と通常の養子縁組との大きな違いは、戸籍の記載にあります。通常の養子縁組では戸籍に「養子・養女」と記載されるところ、特別養子縁組では「長男・長女」などと記載され、実子とほぼ同じ扱いになるのです。特別養子縁組を結ぶには、実親の同意や子どもの年齢が6歳未満であるなど、さまざまな条件を満たす必要があります。

12月13日に、特別養子縁組が成立するまでの過程を描いたエッセイ漫画『うちの子になりなよ 里子を特別養子縁組しました』(イースト・プレス)を上梓する古泉さんに、うーちゃんが里子から養子になったときの気持ちについてお聞きしました。

血がつながっていない子でもほしい

——古泉さん夫婦は6年間の不妊治療を経て、里子を引き取ったそうですね。そうまでして……というのは失礼な言い方ですが、私は今まで一度も「子どもがほしい」と思ったことがなくて、子どもがいる生活を考えてみたこともなかったんです。古泉さんは、昔から子どもがほしいと思っていたのでしょうか?

古泉智浩(以下、古泉):実は僕も、以前は「どうしても子どもがほしい」と思ったことはありませんでした。それが変わったのは、離れて暮らす実子に会ったことがきっかけです。2015年に出版した『うちの子になりなよ ある漫画家の里親入門』にも書いたのですが、僕には元婚約者との間に娘がいます。娘が2歳になった時に、元婚約者が僕に初めて会わせに来て、ひと目見た瞬間に感激してしまったんです。

——「これが血縁かと自分の芯に響くものがあり、細胞ひとつひとつが震えました」というほどの衝撃だったそうですね。

古泉:はい。産まれたことは知っていたのですが、実際に対面した時の気持ちは自分でも想像できないものでした。生まれてはじめて誰かを守りたい、と思ったんです。でも娘とは一緒に暮らせない。その気持ちを埋める方法が子どもを作ることだと思いました。

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