上司と部下は「逃げられない親子関係」になりがち 従来の関係を覆す組織とは?

ウートピ / 2018年7月11日 20時45分

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上司と部下は「逃げられない親子関係」になりがち 従来の関係を覆す組織とは?

育休・産休に福利厚生、会社の中の制度をどれだけ活用していますか? 活用どころか、自分の会社にどのような制度があるかも知らない人もいるかもしれません。そして実際に、いざ申請しようと思っても制度が“負の遺産”と化してしまって「逆に働きにくい!」という現状も多々あるようです。

本来であれば、社会のあり方が変われば制度も変えていくのが理想的な姿。後払い決済サービスを手がける「ネットプロテクションズ」では、社員全員が発案者となって現在進行形の制度づくりを進めています。

同社で人事総務のゼネラル・マネージャーを務める、秋山瞬(あきやま・しゅん)さんに、「本当の働きやすさってなんだろう」をテーマに、2017年に誕生した産休・育休制度「ココット」と、2018年度下半期に本格的にスタートさせる人事評価制度「Natura(ナチュラ)」について話を伺いました。後編ではナチュラについてお届けします。

【前編】産休・育休は「産む人」だけのものじゃない

上司と部下、一方的な評価制度を覆す新しい仕組み

——新しい人事制度「ナチュラ」とは、どんな制度なのでしょうか。

秋山瞬さん(以下、秋山):ひとことで言うと、マネージャー職を撤廃したフラットな人事制度です。従来のマネージャー層、リーダー層、メンバー層といったピラミッド型ヒエラルキーの組織決定制度を廃止して、メンバー同士が対等な立場で互いに成長し合うことを目的としています。

——リーダーのいない組織というと、ティール組織も話題ですよね。導入の経緯を教えて頂けますか?

秋山:まず弊社が理想とする姿に「自律・分散・協調」がありました。一人ひとりが意思決定をして、責任を持ちながら協調し合える関係を築こうという考え方で、これを本格的に具現化しようと考えた時にナチュラという制度に行き着いたんですね。ティール組織が話題になる前から制度作りを始めていたので、私たちが作りたいものと似ているね、タイムリーだねと社内でも盛り上がりました。

——話題になるより先に。

秋山:はい。それから目の前の課題として、弊社メンバーの50パーセントが入社1〜3年目と若く、十分なトレーニングを積む時間もないまま急ごしらえでマネージャーに抜擢せざるを得ないケースが発生していたんです。

「本来であれば徐々に評価や育成を経験したうえで、名実ともにマネージャー的役割になるのが正しいのに……」という課題感がずっとあり、今回思い切って導入に踏み切りました。

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