「女友達の恋愛の悩みが、全部詰まってる」映画【寝ても覚めても】

ウートピ / 2018年9月7日 18時45分

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「恋愛は、衝動的なもの」東紗友美さん×桃山商事・清田代表対談

同じ顔をした2人の男と、そのあいだで揺れ動く1人の女の8年間を描いた映画『寝ても覚めても』(濱口竜介監督)。公開に先駆けて、8月16日に一般試写会が行われました。

愛の衝動ゆえに何度もスリリングな展開が待ち受ける本作。まだ余韻の覚めない場内で開催されたアフタートークには、映画ソムリエの東紗友美さんと、恋バナ収集ユニット・桃山商事の清田隆之代表が登壇。

物議を醸すであろうヒロイン・朝子の行動や、この映画を通して感じた「恋愛の本質」など、さまざまな話題が展開されたイベントの一部を前後編に分けてお届けします。

【主演・東出昌大さんインタビュー】

前編:東出昌大さんが思う「大人の恋愛」って?
後編:東出昌大・一人二役に初挑戦

未消化の恋愛はリスクをはらんでいる

この映画には、私が今まで女友だちに聞いてきた恋愛の悩みが、全部詰まっています」と東さん。中でも印象的だったのが「未消化の恋愛」の描き方だと話します。

「恋が終わったとき、友だちに相談すると“新しい人を見つけなよ”とアドバイスされることが多いですよね。それはひとつの正解だと思いますが、気持ちが切り替わらないうちに次の恋愛に進むのはけっこう危険だと、朝子を見ていて思いました」(東さん)

ひとつの恋が終わったあと、次の恋に向かうまでの期間は、人それぞれ異なります。わずか1週間で新しい恋人を見つける人もいれば、3年経ったのに昔の恋を忘れられない人も……。

感情が運動しきるのって、大事だなと思いましたね。朝子は昔の恋人・麦(ばく)が消えた瞬間から、何年も、その面影を探してしまったり、不在を感じ続けたりしてきたわけですから」と清田さん。

朝子は、麦への想いを断ち切れないあまり、ある選択をします。しかし、常識外れに見えるその行動も、視点を変えれば「とても人間らしい」と清田さんは分析します。

「妹が子どもを産んでから、その子たちと遊ぶ機会が増えたんです。小さな彼らを観察していると、衝動を行動に直結させることがすごく多くて。朝子も彼らと同じで、心の中に生じた衝動や欲求に忠実に生きている人なのだろうと思うんですよね」(清田さん)

恋の始まりに理由はない

続いて東さんが「恋をしていると、普段の自分では考えられない行動を取ってしまうことってありますよね。例えば、相手の家で何時間も待ったりとか」と投げかけると、「関西まで会いに行ったりとかね」と、清田さんも同意。

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