「嵐」がファン以外からも愛されるのはなぜか? “嵐の授業”で話題の明治大学講師が語る、その唯一無二の魅力

ウートピ / 2014年7月30日 20時0分

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嵐がファン以外からも愛される理由

ジャニーズ事務所のアイドルグループ「嵐」に関する講義を明治大学で行い話題を集める関修先生。「嵐とはなんなのか?」という根源的な問いかけに対し、専門である哲学・フランス現代思想から考察した著書が、『隣の嵐くん~カリスマなき時代の偶像(アイドル)』。嵐について考えることが、嵐を支持する現代の日本社会における、日本人のコミュニケーション論となっているところが興味深い。

ジャニーズファンじゃない人も親近感をもてる存在

――著作を拝読しました。一番興味深かったのは、第三章「嵐その活動に見る魅力」です。嵐にとって、2007年の「Happiness」が、ジャニーズの伝統である「永遠の少年」的魅力の到達点であり、2008年の「truth」から、前人未踏の地点へ踏み出したと考察していますね。

関修先生(以下、関):「Happiness」のPVが特徴的ですが、それまでのPVは5人がキャピキャピした感じなんですね。それが、「truth」以降はグッと大人っぽくなった。K-POPにも通じるクオリティの楽曲とダンスで、ジャニーズファンじゃない人も抵抗なく観られる作品になったので、日本人一般が親近感をもって嵐に接することができる雰囲気になった。嵐に日本を代表する企業のコマーシャルがつき始めたのもその頃です。JAL、日立、キリンビール。決して嵐のファン層だけをターゲットにしていない。日本の伝統、格式、信頼、普遍性を象徴するブランドにピッタリの存在に嵐がなったということだと思います。

仲良く仕事をしているけれど、お互いのプライベートにはあまり介入しない

――第三章では、嵐が主催するイベント「アラフェス」にまつわる4つの騒動に対する先生の論評が述べられています。特に、「アラフェス」に招待された北島康介選手のツイートに、アラシック(嵐ファン)からの批判が殺到したことを擁護したのは驚きました。

:アラシックの人たちは間違っていないと思いますよ。なぜなら「アラフェス」は、嵐がファンと一緒につくっていくお祭り的なイベントだからです。ファン投票でセットリストを決定し、開催も全国ツアーと違ってわずか2日間なので行けない人も多い。そんななか、正式な手続きを踏んでいない業界人に自慢されたら、アラシックの人たちは面白くない。怒って当然だと思います。

――でも、コンサートってそういうものじゃないですか? 経済事情や運で左右されて、行ける人もいれば、行けない人もいる。

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