この鼻水は風邪? アレルギー? 漢方薬で鼻炎を対処【漢方専門医が教える】

ウートピ / 2018年12月9日 22時1分

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季節の変わりめや冷え込む時期になるとよく、鼻がムズムズし、鼻水に悩まされるという声を耳にします。

漢方専門医で臨床内科専門医でもある吉田裕彦医師は、「鼻水が出る原因や状態は、体質や環境、病気によって異なります。鼻炎やアレルギーで悩む場合は、体質からケアする漢方薬を試すという方法があります。まず、鼻をかんだ後のティッシュペーパーを広げて鼻水の状態をチェックしてください」と話します。

その理由や選び方を詳しく聞いてみました。

さらさらと透明な鼻水が続くときはアレルギー性鼻炎

まず、鼻水が出る仕組みや原因と、鼻炎の症状について、吉田医師はこう話します。

「鼻水は、鼻からホコリや花粉、ウイルスなどの異物が入ると、これらを排除しようとして分泌されます。

風邪のウイルスが侵入して鼻の粘膜を刺激すると、一般に鼻風邪と呼ぶ鼻水がずるずると出る『急性鼻炎』を引き起こします。急性鼻炎がくり返す、長引くと、鼻の中の粘膜が赤くはれて炎症が起こり、鼻水や鼻づまりが長期間続く『慢性鼻炎』になる場合もあります。

また、花粉、ダニやホコリといったハウスダストなど、アレルギーの原因物質によって引き起こされるのが『アレルギー性鼻炎』です。

さらに、鼻のまわりの骨にある副鼻腔(ふくびくう)という空洞部分の粘膜に細菌やウイルスが感染して炎症が起こり、鼻づまりや鼻水、頭痛などの症状が現れるのが『副鼻腔炎(ふくびくうえん。ちくのう症)』という病気です。鼻づまりが強く、においがわかりにくい、鼻汁がのどにまわってせきが出ることがあります。

これらの原因によって鼻水の色などは変わります。どれかわからないときは、鼻水をチェックすると、自分で状態を把握する助けになるでしょう」

それが最初のお話しの「鼻をかんだ後のティッシュペーパーを広げて鼻水をチェックをする」ということにつながるそうです。具体的に、どう違うのでしょうか。

風邪による鼻水の場合は、ひき始めはさらさらとした透明で、数日すると黄色や黄緑色のねっとりした粘り気のある鼻水に変わってきます。発熱や頭痛、せき、のどの痛みなどの症状を併発することもよくあり、およそ1週間で治まるでしょう。

また、変色した粘り気がある鼻水が続く場合は、副鼻腔炎(ふくびくうえん。ちくのう症)の可能性があります。

一方、アレルギー性鼻炎は、さらさらとした透明な鼻水が変化せずに続いて、鼻づまりやくしゃみ、目のかゆみなどもひき起こすことが特徴です。花粉症のような『季節性アレルギー性鼻炎』は花粉が飛散している時期に起こり、ハウスダストが原因の『通年性アレルギー性鼻炎』は一年中、季節に関係なく起こります」(吉田医師)

さらさらと透明な鼻水には小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

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