頭痛、重だるい、肩こり…猛暑後の冬の“冷えバテ”ケアとは?【臨床内科専門医が教える】

ウートピ / 2018年12月10日 21時45分

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猛暑後の冬の“冷えバテ”ケアとは?【臨床内科専門医が教える】

猛暑のあとの秋冬は、疲れやすくて多くの不調が噴出すると言われ、この冬は体調を崩さないよう管理するのが難しく感じます。

臨床内科専門医で正木クリニック(大阪市生野区)の正木初美院長は、「猛暑の辛さを脳がまだ覚えているうえに、昼の高気温と朝晩の冷えこみの温度差が激しいこの冬、自律神経のバランスが乱れて心身ともに不調が現れやすいと言えるでしょう」と話します。

その理由や、冬の体調ケア法について詳しく聞いてみました。

寒暖差を調整するために自律神経が疲弊

——「自律神経」とはよく耳にします。気温の変化とどのような関係があるのでしょうか。
  
正木医師:自律神経とは、呼吸や心拍、血圧、体温、血流、消化吸収など、体の機能を安定させるために、ヒトの意思とは関係なく働いている神経です。「血圧よ、下がれ」と思ってもそうはならないように、無意識のうちに脳と神経がこれらの体の機能を調節しています。

自律神経には、活動中や緊張度が高いときに働く交感神経と、休息やリラックスモードへ導く副交感神経の2つがあります。この2系統が互いにバランスをとって働き、体を環境や状況に適応させています。

例えば、夏に気温が高いときは血管が拡張して熱を放散し、発汗を促して、体温が上昇しすぎるのを抑えるように働きます。一方で気温が低くて寒いときは、血管を収縮して血圧や体温を上げるように調節します。猛暑や極寒、また一日の寒暖差が激しいときは自律神経がフル稼働しているとイメージしてください。

2018 年は記録的と言われる酷暑が長い期間続き、大雨や台風、地震もあり、自律神経には負荷が強くかかっていたと考えられます。それに耐えた後の秋や冬も、晴れた日は例年より昼間の気温が高く、夕方から急に冷えるという、寒暖差が大きくなっています。

こうした環境では、頻繁に血管の拡張や収縮が起こり、また熱をつくったり逃がしたり、急激に体温を調節するなどで体調を維持する必要があります。すると、エネルギーを消費するだけでなく、体温や血圧をコントロールする自律神経が疲弊して多様な不調が現れます。

不定愁訴は自律神経のバランスが乱れているサイン

——具体的に、どのような症状が現れるのでしょうか。
  
正木医師:体の冷え、疲労感、不眠、頭痛、肩こり、首こり、胃痛、胃もたれ、下痢、めまい、むくみ、食欲不振、体がだるい、関節痛などが挙げられます。また、気分の落ち込みやイライラ、やる気が出ないなど精神面にも影響を与えます。

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