「どうせ私なんて」と思う事は自分に失礼 作家・有川真由美さんに聞く、現代女性の“幸せの見つけ方”

ウートピ / 2014年8月12日 18時0分

写真

「どうせ私なんて」と思う事は自分に失礼

>>【前編】「辛いのは心のブレーキとアクセルを同時に踏んでいるから」 作家・有川真由美さんが考える“幸せな女性”とは

――この4年間、台湾に在住して、今年の初旬に帰国されたとお伺いしています。台湾での生活が幸せすぎて、ストレスがなくなったというのは本当ですか?

有川:高雄にある大学院で日本研究をしながら、学生たちに教える立場にもいました。時間も自由、どこの場所に行くのも自由、なにをするのも自由、温かい人たちに囲まれて人間関係も自由……と、ストレスのない世界で幸せだったのですが、もう少し制限やストレスがあってもいいかなという不思議な気持ちになったんです。多少のストレスはスパイスのようなもの。皆がみながそうとは限りませんが、いくらか負荷がある方が、幸せもより深く、しみじみと味わえるような気がします。

人に喜んでもらうことが、人としてのいちばんの幸せ

――幸せは「なるもの」ではなく、「感じるもの」だということですね。

有川:幸せって、誰かが与えてくれるものでもなく、つまるところ、「ご飯が美味しい!」「夕日が綺麗!」と自分が感じる瞬間の積み重ねですよね。でも、その感じ方は実にさまざま。例えば、旅やサーフィンなど好きなことだけができればいいという人がいます。極論的に言ってしまえば、その人たちは生きたいように生きているので、きっと幸せでしょう。でも、この“快楽主義”的な生き方で満足できるかといったら、資本主義のシステムのなかで生きてきた大半の日本人はおそらく、物足りなさを感じるでしょう。

先ほどの負荷の話と似ていて、人は誰かの役に立ったり、なにかの部分で認められたり、社会で自分の力を生かせるような場所があってこそ、感じられる幸せがありますよね。「人に喜んでもらいたい」と思ったら、エネルギーもわいてきて、元気になれませんか? 人のためにやれることがあること、必要とされることって最高に幸せなこと。そんなところを目指すと、きっと幸せは近いところにあるのでは? 人に喜んでもらうことが、人としてのいちばんの幸せかなと思います。

――となると、やはり仕事における充足感が要になってきますよね。

有川:仕事には、目の前にあるものを好きになるか、好きなことを仕事にするかのどちらかしかありません。前者の場合、好きにならなければ、苦痛以外の何物でもないので、好きになるための工夫や努力が必要でしょう。「でも、どうやって?」と首を傾げる人は、“ちょっとのことでもありがたがって生きる”ことを意識してみてください。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
ウートピ|オンナ目線のニュースサイト

トピックスRSS

ランキング