処方薬と市販薬のちがいは? 耳鼻咽喉科専門医に聞く花粉症ケア

ウートピ / 2019年3月7日 15時1分

また、市販薬は薬局で手軽に買えますが、成分名は複雑で理解できないこともあるでしょう。自分の症状や体質に合わない薬もあります。花粉症だと思い込み、市販薬を服用していても何の意味もなく副作用が生じるだけということもあります。

市販薬を選ぶ場合でも、まずは耳鼻咽喉科を受診して自分の症状を把握し、自分に適した薬を見つけてください。そのうえで時間がないときにスイッチOTC医薬品を使うなど、うまく活用するとよいでしょう」

市販薬を購入した場合と、医療機関を受診した場合、1カ月継続して服用するとして、費用はどれぐらい違うのでしょうか。遠山医師はこうアドバイスをします。

「市販薬は薬によって料金がかなり変わるので目安として、医療機関の場合は、健康保険適用の3割負担で初診料や診察料が約1,200円、初回の血液検査が約5,000円、処方する薬はジェネリック医薬品を選んだとして1カ月でおよそ900~1,800円なので、3カ月なら2,700~5,400円になります。先発品の処方薬では、1カ月1,000~3,000円、3カ月で3,000~9,000円です。

また、症状が複雑で、副鼻腔炎を合併している、のどがイガイガする、咳も出る、目もかゆいなどの場合、処置や投薬が変わるため費用も変動します。

これらから考えると、医療機関を受診するほうが節約になると思われます」

花粉症のケアでは、初めから市販薬を選ぶよりも、まずは耳鼻咽喉科を受診して不快な症状の原因と自分に合った薬を見極めようということです。その後、忙しくて受診できないときなどにはスイッチOTC医薬品を利用するのが、賢い方法と言えそうです。

(取材・文 藤原 椋/ ユンブル)

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