コレステロールと中性脂肪の違いは? 心臓病のリスクをセルフチェックする方法

ウートピ / 2019年7月8日 21時45分

写真

前回の記事、「コレステロール値が高い」と言われたけど…検査結果の見方は?」では、コレステロールの実体や善玉と悪玉の存在と役割、また血液検査での数値の基準値について紹介しました。今回は、自覚症状や、中性脂肪との違い、また、心臓病のリスクを自分で確認する方法について、ひき続き、糖尿病専門医・臨床内科専門医でふくだ内科クリニック(大阪市生野区)の福田正博院長に教えてもらいましょう。

■「第1回」のポイント 
Q1:コレステロールの実体とは?
Q2:コレステロールは体に悪い? どう働く?
Q3:コレステロールの「悪玉」と「善玉」とは何?
Q4:健康診断の数値がオーバーだと何が問題に?
Q5:「脂質異常症」の診断基準とは?

痛くもかゆくもないサイレント・キラー

Q6:コレステロールの数値が基準値を超えた場合、どこかが痛くなるとか、自覚症状はありますか。

福田医師:いいえ、自覚症状はなく、痛くもかゆくもありません。動脈硬化は、「サイレン卜・キラー(静かなる殺し屋)」と呼ばれていますが、その語源は、自分では何も気づかないうちに病気が進行しているという意味です。もっとも怖いことで、だからこそ危険なのです。

自覚がないため、多くの人は健康診断による血液検査で発覚します。数値が基準値を超えていたら、「これはアラームだ」と考えて、できるだけ早めに受診をしましょう。

血液検査での数値がギリギリセーフでも安心はできない

Q7:血液検査の結果で、例えば、「LDLコレステロールの数値が139mg/dlで、かつかつセーフ」だった場合は、安心していいのでしょうか。

福田医師:患者さんによく聞かれる質問のひとつです。数値がギリギリの場合は、基準値内であっても安心はできません。年齢とともに悪玉コレステロールは蓄積し、善玉は減少していきます。これは黄信号だと認識して、脂質異常症になる前に生活習慣を見直して予防しましょう。

また、コレステロールだけでなく、糖尿病や高血圧症、喫煙をしているなど、動脈硬化の危険因子を複数持っている人はさらに注意が必要です。LDLコレステロール値の目標を140未満ではなく、120以下、あるいは100とする
ことが動脈硬化学会の治療目標にも挙げられています。

Q8:血液検査の結果が異常値でも、放置した場合はどうなるのでしょうか。

福田医師:前回にお話ししたように、血管壁にコレステロールがたまって血管が細く硬くなる動脈硬化が進み、突然、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの発作で非常に苦しい病気になる可能性が高まります。発作が起こってはじめて脂質異常症であることが判明するケースや、命に関わる場合も多くあります。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング