夫が“専業主夫”になって、暮らしのいいとこどりができた

ウートピ / 2019年8月5日 20時45分

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アメリカ名門私立のコーネル大学修士課程を修め、多くの会社で人事本部長や執行役員を歴任し、現在は働く女性のキャリアを支援する株式会社LiBの副社長を務める永井裕美子さん。いわゆる“バリキャリ”の彼女のプライベートを支えてきたのは、家事を担ってくれる夫の存在だといいます。

留学中に出会い、3年間の別居婚を選んだ背景に迫った、前回。続く本記事では、帰国して一緒に暮らすようになったお二人が、どのように家庭内の役割を分担していったのか。大黒柱女子&専業主夫カップルになった経緯を伺いました。

勉強をするために退職。なりゆきではじまった“専業主夫”

——アメリカと日本の遠距離別居婚で3年が経ち、ついに旦那さんが帰国。二人暮らしは、どのようにはじまっていきましたか。

永井裕美子さん(以下、永井):夫も日本で仕事に戻ったため、はじめは共働きで、忙しく過ごしていました。でも、夫はとにかく勉強が好きだったから、そのうち「またアメリカに行って違う分野を学びたい」と考えるようになり、退職。家で勉強を続けながら、機会をつくって、また留学しようとしていたんです。私はそのころ会社でマネージャーを務めていたため、経済的な不安もなかったし、彼のやりたいようにすればいいと思っていました。

——まずは、自身の勉強をするために、旦那さまが仕事を辞めたわけですね。

永井:はい。それまではお互いに忙しくて「どっちがゴミを捨てるの?」みたいな生活をしていたのが、彼が家にいるようになってから、生活がとても快適になったんです。家事をするようになったきっかけは「せっかく家にいるなら、おいしいごはんでもつくろうかな」という、カジュアルな感じで。もともと家事が得意というわけでもないので、はじめは苦労したと思います。だけど、そこは勉強家だから、本を買ってきて、どんどん吸収してくれて。

そんな暮らしをしているうちに、彼の祖母に介護が必要になって……おばあちゃんっ子だった彼が、そのサポートを担いはじめたんです。そしてすこしずつ、留学しなくても家で勉強を続ければいい、と考えるようになったようでした。

「好きにさせてもらっている」という感じ

——では、最初から「私が稼ぐ! あなたは家事をよろしく!」という確かな決意があったわけではなく、徐々にこのスタイルに落ち着いていったんですね。永井さんは、外でお金を稼ぎながら家事もされていたんですか。

永井:はじめのうちは7:3くらいで私も手伝っていたけれど、彼はどんどん家事がうまくなるんですよ(笑)。私が40歳で外資系企業に転職をしてからは、ぐっと出張も増えて……気づけば、いまは9:1くらいで彼に任せきりになっています。たまにお料理をしようと思っても、早めに使わなきゃいけない食材とか、冷蔵庫の中身を把握していないから、うまく手が出せないんですよね。

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