姓も生き方も選べる社会に…100人100通りの家族の形がある【青野慶久×川崎貴子】

ウートピ / 2019年9月24日 20時1分

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婚活サイト「キャリ婚」を主宰する川崎貴子さんが「令和の共働き婚」をテーマにそれぞれの分野で活躍するプロと対談する連載。第1回目のゲストは、夫婦別姓訴訟でも注目された「サイボウズ」社長の青野慶久(あおの・よしひさ)さん(48)です。全3回。

姓も生き方も自分が選べる社会に

川崎貴子さん(以下、川崎):共働きがメジャーな夫婦の形になっているのにもかかわらず、男性の育休の取得率は5.14%*と低い状態です。結局、女性たちが仕事もやって子育てもして家事もやってとワンオペで曲芸師みたいなことをやっている。男性が悪いわけではなく、男性も男性で長時間労働が当たり前だったり、「男らしさ」の呪縛に捕らわれたりして、子育てしたいのにできないという救いがない状況になっているのが今の日本だと思います。

ところが、青野さんは会社の社長である一方で、育休を取ったり姓を変えたりと、“女性がやるのが当たり前”になっていることに積極的に取り組んでいらっしゃっていて、今日は青野さんの行動力の源をぜひお聞きしたいと思って来ました。

*参照リンク:http://www.gender.go.jp/public/kyodosankaku/2018/201806/201806_02.html

青野慶久さん(以下、青野):僕の行動力の源、ですか? 理由はいろいろありますが、「学習欲」が強いのだと思います。

例えば、世の中のほとんどの男性は名字を変えるという経験はしたことがないと思うのですが、やったら分かることはたくさんあって、それを知りたいという気持ちが強いんです。

既婚の女性はほとんど経験しているのに、男性は経験してないというのならなおさら。一つのネタとしてもいろいろ話せそうだし、姓を変えた僕ではないと分からない体験や大変さも語れる。まあ、予想以上に大変でしたけど……。

川崎:私は再婚をしているのですが、初婚の際は相手の姓に変えました。仕事では旧姓の「川崎」をそのまま使っていたのですが、パスポートの氏名変更など、とにかく事務手続きが大変でした。

だから、再婚の際は、夫も「川崎」姓になっても構わないということだったので、夫に姓を変えてもらいました。

青野さんは戸籍上は奥さまの「西端」姓ということですが、事務手続き以外のアイデンティティの部分はいかがでしたか?

青野:僕は仕事でも子供のPTAでも「青野」を使いまくっているので、「アイデンティティの喪失感」のような心理的な変化はそれほどなかったですね。

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