<コラム>K-POPガールズグループのランク付け変化
Wow!Korea / 2014年2月5日 13時36分
まずは、ガールズグループブーム初期の「KARA」、「T-ARA」、「Wonder Girls」の格下げ現象が顕著に現れたといえよう。メンバーの交代や脱退、一身上の都合による問題などでチームワークが低下したことが最大の原因。
韓国の「スポーツチョソン」が発表した資料によると、「KARA」は「Cランク」へ、「Wonder Girls」と「T-ARA」においてはなんと最下位レベルの「Dランク」まで失墜してしまった。
最上位レベルの「Sランク」には相変わらず「少女時代」と「2NE1」が健在とのこと。そして、その間を強烈に突き破ってきたのが当時中堅グループだった「SISTAR」だと分析されている。
「少女時代」と「2NE1」の2強を着実に追いかけてきた「SISTAR」は、徐々にファン層を拡大しつつ「歌って踊れてフレンドリーなガールズグループ」という独自のイメージを確立した。この間、「Alone」、「Loving U」、「GONE NOT AROUND ANY LONGER」、「Give It To Me」などを立て続けにヒットさせ、その知名度を全国区に広げてきた彼女たちは、今や「少女時代」を凌ぐ勢いを見せている。そして、今回の発表でついに「Sランク」の仲間入りを果たしたのだ。
なお、関係者は、「最近は『SISTAR』のギャラも沸騰し、『少女時代』とあまり変わらない。海外活動はせずに韓国国内の活動に的を絞ったことが格上げにつながった原動力とみている。」と分析した。反面、下位グループからは「Girl's Day」と「A Pink」の躍進が目立っている。
文化商品群が増えれば、文化消費者の目も肥えるもの。今後は、今までは問題視されなかったアイドルたちの一挙一動が突然話題になることもあり得るだろう。「ヒットの決定権」がファン側に移りつつある現代において、アイドル業界の「未来予想図」は誰にも描けなくなってきた。
これからも、国家的プロジェクトの一環として突き進むであろう韓国の「アイドル産業」。そのグローバルな戦略と、本場での生き残りをかけた戦いから目が離せない。
ただし、日本国内の格付けではないことは、忘れずに。
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