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<コラム>「東方神起」と「EXO」、新曲選定の方法は?

Wow!Korea / 2014年2月12日 15時55分

意図的ではありません。 主に海外でデモ曲を探しているので自然に韓国色が薄まっていき、結果的にそうなっていくのです。韓国に100人の作曲家がいるとすれば、世界には1万人の作曲家がいます。10曲の中からリリース候補曲を選ぶのと、1千曲の中から選ぶのでは相当な差が出ます。特に当社は、アジア全域、広くは欧米のマーケットまで視野に入れているので韓国的な曲よりも、万人受けしそうなポップ音楽を優先しています。

■ダンス音楽が多いが?

「ダンス音楽しか作れない」という批判もたくさん受けてきましたが、その理由は世界市場における「言語の壁」を崩すためでした。バラードだと歌詞の依存度が大きくなり、海外では失敗する確率が高くなります。でも、ダンスミュージックなら、パフォーマンスとアーティストの容貌など視覚的にも勝負できるので海外の観客にアピールしやすくなります。マイケル・ジャクソンが短期間で世界的に成功した理由もそのためだと思います。

■ミュージックビデオが無国籍な感じがするが?

どのようなアーティストを育成するかはエンタメ企業の死活問題です。海外でも収益を出せるアーティストの育成に注力していることが「無国籍感」に映ったかもしれません。

■昨年は新人グループ「EXO」が登場したが?

「EXO」の場合は、2つのチームに分かれて同じ曲を中国と韓国で同時にリリースし、マーケティングを行っていくという手法でした。これもイ・スマン会長のアイデアです。デビュー前の100日の間は、24本のティーザー(予告編)映像を順次公開しましたが、1本当たりの制作費は通常のPV制作費と匹敵するレベルで非常に高いクオリティーでした。

■「EXO」の中国でのプロモーションは?

デビュー前の期間にファンの期待感を最大限にあおることができたと思います。100日というのは中国大陸の広さを考慮した数値です。話題性が広がるまでの時間です。「EXO」は突然ブレイクしたのではありません。ヒットの裏には「SMエンタテインメント」の今までのすべてのノウハウが集約されていると言っても過言ではありません。「EXO」は、これまでのノウハウが随所に適用された戦略的なアイドルグループと言えます。

■2014年のマーケティングは?

ご存知の通り、年始めは「東方神起」のアルバムでファンの期待に応えることができました。そして今月中旬には「少女時代」のアルバムを控えていますし、「EXO」の新曲も近々リリースされます。そして、「SUPER JUNIOR」は、ことし中にこれまでとは全く違う新しい姿で生まれ変わります。「 f ( x )」の新曲なども面白いですね。

日本のエンタメ企業のノウハウがこの韓国のエンタメ企業を育てていた時期があった。しかし、今になっては、少なくとも「多様性」の面では韓国エンタメが一歩進んでいるような感もある。

現在、テディー・ライリー(Teddy Riley)などの一流の作曲家たちが、「SMエンタテインメント」の楽曲制作に専念しているそうだ。彼は故マイケル・ジャクソンのプロデューサーとして有名な人物。これからも「東方神起」、「少女時代」、「EXO」の新曲が楽しみだ。「SUPER JUNIOR」の生まれ変わりもだ。

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