主演映画の公開を控えるキム・ガンウ 「俳優にとってゲームは40代から」
Wow!Korea / 2014年2月19日 12時58分
俳優人生10年を過ぎたキム・ガンウの出演目録はかなり”密”だ。作品のカラーも実に多様だといえる。
デビュー作であるキム・ギドク監督の「海岸線」からピョン・ヒョク監督のオムニバス映画「五感図」、国際映画祭で主演男優賞を受賞した際の「京義線」、イム・サンス監督の「カネの味」、ホン・サンス監督の「ハハハ」以外にもスリラー「仮面」、アクション「無籍者」、犯罪「マリンボーイ」、ミステリー「サイコメトリー」まで実に幅広い。
しかし残念ながら、300万人の観客同員数を記録した「食客」(2007)を除けば、誰に聞いても彼の名前を挙げるに値する代表興業作はないのが事実だ。
映画「チラシ:危険なうわさ」の公開を控えた17日、インタビューに応じたキム・ガンウは「興行のプレッシャーは当然あります」としながらも「ある瞬間、超越したようです」と答えた。
「悪い映画に出演してきたわけではありません。悪口を言われたり、周囲の人たちから”どうしてこんな映画に出たんだ”と言われたり、そのような作品はなかった。そして、やはりその中で楽にできた作品もありませんでした。でも、興行成績はどうしようもできないもの。僕が体を張ったからと言って、うまくいくようなことでもないですし」。
俳優という仕事が楽しく感じられたのは、ここ2~3年の間だという。10年はやってみなければ、という考えで当然、そのタイムリミットが迫るころ、やっと楽しさを感じてきたのだった。
「この仕事を始めながら、職業だと考えていました。お金を稼ぐ手段だということは悪いことではなくて、本当に重要なことですよね。でも、とても長い間、楽しみというよりはプレッシャーの方がずっと大きくて、自分とは合わないと思っていました。もう辞めてしまって、サンドウィッチショップでも始めようかと考えるくらい…。でも、ある瞬間、楽しく感じられてきたのですが、それがいつのことだったのか思い出せません。きっと切迫感もあったのでしょう」。
彼は「以前の僕だったら引き受けなかったであろう役柄もキャラクターが魅力的であれば比重が小さくても挑戦します。それで選択したのが『結婚前夜』(2013)」とし「僕を豊かにしたい、という欲だった」と語った。
映画「チラシ:危険なうわさ」でキム・ガンウは、別名”チラシ”と呼ばれるプライベート情報誌によってすべてを失い、うわさの原因を追跡していくマネジャーのウゴン役を演じた。
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