<コラム>「BIGBANG」の作曲家は「中卒の前科者」だった
Wow!Korea / 2014年2月25日 15時39分
最近は、話題のガールグループ「AOA」の「短いスカート」、「BTOB」の「Beep Beep」、「Wonder Girls」出身のソロ女性歌手ソンミの「満月」をほぼ同時期に手がけ、3曲ともヒットさせたことで、その旺盛な制作力に改めてスポットが当てられた。
中でもソンミの曲の場合は、「JYPエンターテインメント」との初コラボレーションということでも話題を集めた。
関係者側も、「年明けから1日も休まずに曲を作っている様子だ。あまりにも多くのアーティストから作曲依頼が来ているので休む暇がない。今年は、『勇敢な兄弟』のデビュー10周年記念アルバムも制作しなければならないので、とても忙しい1年になりそうだ。」と、その多忙ぶりを明かしている。
韓国では華やかな「ヒットメーカー」としての顔を持つ彼だが、実は「中卒・前科者出身」プロデューサーとしても知られている。一時期、アンチファンからはこのことを大げさに言われてもいたが、現在の大衆の評価は違う。楽曲のクオリティーが良ければ音楽と関係のない「過去の経歴」なんかは、どうでもいいということだ。
彼自身もバラエティー番組などで自分の「育ちの悪さ」は認めているが、20代になって見事に更生したお手本としてメディアに取り上げられることも多い。
K-POPが更にグローバル化していく中、勇敢にも自分の過去を克服した「勇敢な兄弟」にエールを送る。この「中卒の前科者」がいなかったならば、「BIGBANG」の初期の素晴らしい音楽は聴くチャンスさえなかったかもしれない。
そして、自分の才能に気づかないまま「怒涛の時期」を送っている若者たち、未来の「勇敢な兄弟」にもエールを送りたい。
「実力よりも学歴を優先する」、「未来よりも過去に拘る」、「過去の失敗を許さない」この社会。日韓の社会はまるで双子のようだ。素晴らしさも、硬直した姿もだ。「BIGBANG」と「勇敢な兄弟」の音楽は、この硬直した日韓の社会に対して、警鐘を鳴らしているのかもしれない。
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