1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アジア・韓流

<コラム>「CRAYON POP」でみる「日韓語」と「純血主義」

Wow!Korea / 2014年4月9日 17時30分

「言語」や「言葉」というのは、「多数性の原理」が作用する領域だ。

より多くの国民に受け入れられ、使われ始めてしまえば、それがやがて標準語として定着するメカニズムなのだ。英語にもフランス語やドイツ語、ポルトガル語などを語源とする単語は山ほどあり、中国語にもモンゴル語や韓国語を語源とする単語はたくさんある。もちろん、日本語にも韓国や中国由来の表現が数えられないほど多い。当然、韓国語に日本語由来の単語があっても何ら不思議ではない。

実は、今の韓国における20世紀以降の文明発達の時期に生まれた現代語の多くは日本を経由して流入されたものだ。

日本が明治維新の成功によって韓国や中国よりも先に欧米の文物を受け入れて先に普及が始まっていたことを考えれば自然な流れと言える。

今の韓国人が使っている言葉の中にも、「あっさり」、「勝負」、「バッテリー」、「爪切り」、「楊枝」、「玉ねぎ」、「たくあん」など、日本語の発音のまま使われているものもあれば、「扇風機」、「冷蔵庫」、「乗用車」のように日本語の漢字だけを借りているものもたくさんある。

また、若者の間では、日本語の「感じ」と韓国語の「~ナダ」(「出る」の意味)が合成された「カンジナダ」(イケている)というスラングも広く使われている。

このような状況で、上述の「ピカポンチョク」だけに制限をかけたところで何の意味もない。時代遅れの「純血主義」に違いない。

「冬のソナタ」でその名をグローバルに広めた「KBS」。韓流コンテンツを日本に積極的に輸出している限り、このような矛盾した行為は直ちに止める必要がある。グローバル化を目指すのか、鎖国を貫くのか、どちらかにはっきりしてもらわないと「ピカポンチョク」なメディアにはなれない。そして、韓国語は韓国語を使う人のもの。韓国語を習った日本人のものでもある。これからも「ピカポンチョク」に豊かな表現力を持つ韓国語を期待する。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください