1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アジア・韓流

【公演レポ】「ZE:A」ドンジュン主演ミュージカル「宮」初日公演華麗に開幕!

Wow!Korea / 2014年5月12日 11時56分

ミュージカル「宮」のワンシーン

5月10日、韓国ミュージカル「宮」の5度目の来日公演が赤坂ACTシアターにて開幕した。もしもまだ韓国に王室が続いていたら…!?という斬新な設定のなか、容姿端麗でクールな皇太子シンと、期せずして皇太子妃となる女子高生チェギョンの恋物語が展開。今回クワドロプルキャストとなっているシン役をトップバッターで務めるのは、「宮」初参加となるドンジュン(ZE:A)だ。

オープニングでは今なお残る皇室=宮での人物関係を映像&日本語ナレーションでわかりやすく説明。続いて豪華な宮廷衣裳を身につけた皇太后や、宮廷の内官たちなどが姿を現すと、舞台上はいっきに艶やか&厳かな韓国伝統文化の香りに包まれた。観客が待ちわびるのはもちろん皇太子シンの登場だ。客席から漏れ聞こえる期待のつぶやきからは、韓国からやってきたファンも相当数いることが伺い知れる。いざドンジュンが姿を見せると、悲鳴にも似た歓声と拍手が沸き起こった。若干緊張の面持ちのドンジュンは、それでも貫禄のポーズで一瞬にして客席を魅了。とびきりロマンチックなラブコメディのスタートダッシュは上々だ。

皇室に生まれた運命に息苦しさを覚えるシンとは裏腹に、チェギョンはいたって天真爛漫。どこにでもいそうなフツーの元気娘、そんなハジけたキャラクターが観客の好感を引き寄せる。ハングルの新造語をラップのリズムに乗せて紹介していくシーンは爽快だ。リズミカルなナンバーにすかさず手拍子が起こるのは、「宮」ではお馴染みの光景。まるでソウルの劇場にいるような臨場感にワクワクさせられる。

思いがけず皇室に嫁いでさまざまな障害にぶつかり、苦悩するチェギョン。でも彼女の持ち前の明るさが、シンの頑なな心を溶かしてゆく。シンがパフォーマンスを見せるチャリティーショーのシーンは一番の見どころだ。LEDのライティング効果がドンジュンのキレのあるダンスと融合して、最高にスタイリッシュな場面を作り上げていた。

二人が初夜を迎えるシーンや、シンと従弟ユルとの対立、ユルのせつないチェギョンへの片思いなど、いくつもの“観客揺さぶり”ポイントを経て、客席からため息を誘うハッピー・エンディングへ。アンサンブルも含めた実力十分の俳優陣が、ところどころでお茶目に日本語を披露するのも楽しい。そのサービス精神たっぷりのご愛嬌に、観客全員があたたかい笑い声で応えていたのが印象的だった。

「ミュージカル 宮」とは

「もしもまだ韓国に王室が続いていたら…?」という斬新な設定の韓国の人気少女マンガを原作にした皇室を舞台とするラブ・ストーリー。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください