女性移住労働者の夢と現実を描いた映画「ローザ」公開へ
Wow!Korea / 2014年5月30日 11時50分
女性移住労働者の夢と現実を描いた映画「ローザ」が公開された。
「ローザ」を演出したメン・グァンピョ監督は、映画が封切られた29日夜、ソウル市内の映画館で観客と対話の場を設けた。
同映画は、ウズベキスタン出身で韓国に出稼ぎにやって来たある女性移住労働者のストーリーだ。
ウズベキスタンの田舎の村に住む少女ローザは、幼い頃からバレリーナになることを夢みて、ロシアにあるバレエ学校を受験。しかし、夢を叶えることはできなかった。そして、韓国の人材斡旋業者に勧められるがまま、韓国の地を踏んだ。バーのダンサーとなって、多くの韓国人男性の”目の保養”になるとは、夢にも思っていなかったのだ…。
彼女は、同じく東欧から出稼ぎにやって来た女性たちと共に、厳重な扉で外部とは遮断された古いビラで、外出の自由もないままに監獄されているかのような生活を送っている。
暴力組織と変わりない人材派遣業者は、この女性たちへ給料も十分に支払っていない。ローザは当初約束していた1年を過ぎたが、業者はビザを強制的に延長し、ローザへ性売買まで強要したという。
そんな日々が続けば続くほど、ローザはバレリーナの夢にさらに執念を見せ、そんな彼女の姿に斡旋業者のヘッドとされるチョ室長の心も少しずつ揺れるのだった。
映画は、韓国でのローザの酷い現実と故郷で培った美しい夢を対比することで、劇的な効果を与えている。
性売買のしがらみに陥る女性の話を描いているが、刺激的な描写はなく、淡白な映像としてストーリーを解いていく。
監督は、ウズベキスタン出身の女性移住労働者の実話をベースにし、脚本を書いたことを明かした。
同監督は「移住者の人権と関連したこと以外にも、夢をもった女性が生きていく現実を見せたかった」とし「韓国にどんな異邦人がやって来て、韓国人そして男性の心が揺れることについても描きたかった」と説明。
彼は「アジアで女性として生きていくということについてのストーリーを3部作で制作してみたい」とし、ウズベキスタン女性を主人公した同作品をスタートに、今後も極東や東南アジア女性を描いた映画も制作したい、としている。
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