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いまから9年前(2005年)J-POPアーティストを夢見て来日した韓国の少年、JUNE【1】

Wow!Korea / 2014年6月19日 13時29分

JUNE(画像提供:スターダスト音楽出版)

2005年、日本では“ヨン様”ブームが発端となり韓国ドラマが大人気を博していた頃。当然、“K-POP”という言葉さえ聞き慣れない…そんな時期に、一人の韓国の少年が来日した。彼の名は“JUNE(ジューン)”。

JUNEは1987年1月2日、韓国・ソウル生まれ。16歳の時、韓国のテレビ番組の出演がきっかけとなり、韓国芸能事務所の練習生となった。その後、MUSIQ SOULCHILDの楽曲「LOVE」のカバーが入ったデモテープがプロデューサーとして知られる松尾潔氏の耳に止まり、日本デビューのチャンスをつかんだ。そして、2005年7月、初来日。

あれから約9年。彼は日本の音楽界に携わりながらどんな経験をしたのか、そこには、いわゆる“K-POPアーティスト”とは違う“JUNE”ならではの世界があった。今回から5回に渡って彼の軌跡を紹介する。

来日当初は日本語が全く話せなかったというJUNE。特に語学学校等には通わず、日本語はスタッフや友人から自然と吸収していったのだとか。「イントネーションは常に直されていました。もともと好奇心が強い方で、わからないものはすぐに尋ねる癖があるんです。現在も勉強中ですよ」と謙虚だが、いまでは「本当に外国人?」と疑ってしまう程、流ちょうな日本語を話す。

夢を抱き来日してから約1年半後の2006年11月15日、JUNEは「Baby It's You」で念願のアーティストとして日本デビューを果たす。2006年大阪シャングリラでの初ステージでは、緊張のあまり本番中の事は一切覚えていないそうだ。「当時は“緊張しい”で、すべての記憶が飛びました。MCもサポートメンバーに助けられていました」と“恩人”たちの存在と共に振り返る。その後もインストアライブや地方の大型ショップのイベントスペースで全国をまわりプロモーション活動をひたむきに行っていた。

ようやくJ-POPアーティストとしてスタートを切ったJUNEだったが、デビュー後はただがむしゃらだった日本でのアーティスト活動に少し余裕が出始めたからなのか、デビューしてちょうど1年が過ぎた頃、急にホームシックに陥ったという。その時彼は、ある種の“修業”として捉え、家族や友人との連絡を敢えて取らないように徹していたのだとか。「声を聞くと甘えてしまうから」と話すJUNEは、日本の生活に慣れて長い時間居られるようにと、彼なりの努力を重ねた。それでも、韓国に帰りたいと思ったことはないそうだ。理由は「歌う事が楽しいから。もっと成長したいから」

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