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イ・ヨンスン監督の「10分」、台北映画祭で大賞に

Wow!Korea / 2014年7月3日 11時3分

イ・ヨンスン監督

イ・ヨンスン監督の映画「10分(10 Minutes)が「2014 台北映画祭」で最高映画賞に輝いた。

映画祭組織委員会は2日、およそ300作品の出品作の中からイ監督の作品が大賞に選定されたと発表した。

映画「10分」は、韓国の会社員らの社会的ストレスと苦悩などを描いた作品。同映画は、放送局のプロデューサーを夢みる主人公が公共機関に契約社員として採用され、そこで経験する葛藤が描かれている。

審査委員団は「観客にとって、まるで自身の不条理な日常の中へ入り込んだような感覚になり、吸引力のある作品」とし、「映画的な節制美と技術に優れた作品だ」と評価した。

一方、イ監督は「受賞に関しては期待していなかったため、とても驚いた」とし、「映画に対する台湾人観客の情熱を感じることができ、今回の経験は人生において長く記憶に残るだろう」と心境を明かした。

イ・ヨンスン監督はことし、同映画で「上海国際映画祭」アジア新人賞部門審査委員特別賞と「香港国際映画祭」国際批評家協会賞などを相次いで受賞している。

なお、ことしで16回目を迎えた台北映画祭は、青年の映画人発掘にも力を入れている。

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