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≪ドラマNOW≫「大丈夫、愛だ」 非劇の境界でチョ・インソンを叫ぶ

Wow!Korea / 2014年8月29日 10時5分

ドラマ「大丈夫、愛だ」より(提供:OSEN)

※ネタバレになる内容が含まれています。

俳優チョ・インソンの演技が、心を揺さぶった。SBS水木ドラマ「大丈夫、愛だ」でチョ・インソンは、非劇の境界で最後の幸せを味わうチャン・ジェヨルをドラマに込めた。

チョ・インソンは去る28日に放送された「大丈夫、愛だ」で、チ・ヘス(コン・ヒョジン)に向かってしつこくプロポーズするチャン・ジェヨルに扮した。しかし、ジェヨルは知らない出来事が進行していた。彼の精神病は次第に、その正体を現し始めたのだ。

ジェヨルは過去、義父の死によって精神病を患った。彼が大切に思い、近くで過ごしてきたハン・ガンウ(ディオ)というのは、彼が作り上げた虚像だった。自身の幼少期とガンウを一致させ、ガンウを守ろうとしたのだ。

義父の死、そしてその犯人が母親(チャ・ファヨン)だという事実、これを隠そうと兄ジェボム(ヤン・イクジュン)を犯人として模造した事実は、耐えがたいほどにジェヨルを苦しめた。

これにより、表面では誰よりも優れた小説家ジェヨルだが、実は自身も知らない間に精神病を患っていったのだ。

このような苦しみは、この日放送されたジェヨルとチョ・ドンミン(ソン・ドンイル)の会話の中からも読み取れた。ジェヨルの精神病を知ったドンミンは、ジェヨルには気づかれないように彼に相談。ジェヨルは、ドンミンが提案した「酒の席で酔うくらいに酒を飲み、本当の自分を取り戻す」という行動に出た。酒という力を借りて、ジェヨルは義父の事件から、彼がどのように生きてきたかを話し始めた。

このシーンで、チョ・インソンはまるで本当に酒に酔った人のようだった。彼の視線、そして笑うかのような、もしくは泣くかのような表情でジェヨルを表現していた。

苦しんだ過去と傷を受けながらも自分を見失わないように努力するジェヨルは、演じるに容易ではない人物。しかし、チョ・インソンはこのシーンで、視聴者の心を掴むのに成功した。

「大丈夫、愛だ」は、終演まであと4話を残している。劇がラストに近づくにつれて、ジェヨルは非劇的な方向へ向かっている。

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