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キム・ギドク監督「一対一」、第71回ヴェネツィア映画祭で作品賞を受賞

Wow!Korea / 2014年9月10日 10時43分

キム・ギドク監督

韓国映画「一対一」が、去る9月6日に幕を下ろした「第71回ヴェネツィア国際映画祭」の「第11回ヴェネツィアデイズ」で作品賞を受賞した。

ヴェネツィアデイズは、ヴェネツィア国際映画祭の期間中、イタリア映画監督協会と制作家協会の主催で開かれるセクションで、カンヌ国際映画祭の監督週間に該当するもの。

ヴェネツィアデイズの開幕作として選定された「一対一」は、全世界の観客の前で初披露された。キム・ギドク監督は「第69回ヴェネツィア国際映画祭」で金獅子賞を受賞した「ピエタ」(2012)、「第70回ヴェネツィア国際映画祭」非コンペティション部門に招待された「メビウス」(2013)に続いて「一対一」(2014)で三年連続でベネチアを訪問。ヴェネツィアデイズ作品賞を受賞するという栄光まで手に入れた。

キム・ギドク監督は海外配給会社ファインカットを通して「『一対一』は、権力の汚職と闘う庶民たちのストーリー。民主主義の崩壊を象徴する悲劇的な事件とこれを暴こうとした結果、結局は虚しく死んでいく主人公の姿を通して時代の痛みを全世界が共有し、自ら振り返る機会になることを願う」とコメントを発表した。

一方、「一対一」は事実を明らかにしようと立ちあがった貧しい市民らが、汚職の前に屈服し、妥協して卑怯に生きていき、正義のために立ち向かった主人公の孤独な最後を描いた作品。俳優マ・ドンソク、キム・ヨンミン、アン・ジヘらが出演した。

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