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「レッド・ファミリー」イ・ジュヒョン監督 オフィシャルインタビュー

Wow!Korea / 2014年9月22日 13時31分

「レッド・ファミリー」イ・ジュヒョン監督

10月4日日本公開の韓国映画「レッド・ファミリー」のイ・ジュヒョン監督のオフィシャルインタビューが届いた。

同作は2013年、「第26回東京国際映画祭」で上映されるや、その斬新な設定と、予期せぬ笑いと驚きに襲われる全く先の読めないストーリー、ラストに待ち受ける衝撃的すぎる感動で圧倒的支持を得て、見事“観客賞”を受賞した話題作だ。仲睦まじい家族のフリをして任務を遂行する4人の北朝鮮スパイたちを描いた感動作となっている。脚本は南北統一を心から願って書いたという鬼才キム・ギドクが手掛けた。

-キム・ギドク監督の脚本を受け取ったときの気持ちを教えてください。

最初にシナリオを頂いたときに、そのシナリオが持っている感動やメッセージが非常に大きいものだと感じぜひ挑戦してみたいと欲が湧いてきました。一方で当然のことながら不安はありましたし、果たしてスタッフをしっかりまとめて長編を撮れるのかという心配もありました。でも最初の長編の作品で、キム・ギドク監督の脚本を頂けたという事は今でも感謝しております。キム・ギドク監督はとてもユーモラスな方で、私が心配するたびに「大丈夫だよ、君ならできるよ」と勇気づけて頂きました。

-本作は、東京国際映画祭で観客賞を受賞しました。

観客賞が取れたらいいなと期待はしていたのですが、実際に受賞できてよかったです。私がこの映画中で重点を置いたのは表向きの姿ではなくて心の痛みの部分だったのですが、そういった部分は国籍を問わず通じるものなんだなと思いました。日本の方たちは韓国の情緒には慣れていて、歴史もご存じの方が多いですよね。なのである意味私たちよりも南北の事に関心を持って下さっているのかもしれませんね。

-俳優たちはいかがでしたか。

4人の主人公のうち、キム・ユミさんの場合は、現場にいらっしゃった時から歯を食いしばっていたような印象で、覚悟のほどが感じられました。そのため私は自信を持てました。キム・ユミさんがどんな演技をしてくれるのかが、すでに見えたからです。班長として一番多く部下を殴らなければならなかったのですが、とても心の優しい方なので、その度に悲しんでいました。一方でカリスマ性も持っていて、私が見たところ、存在自体が班長そのもので、本当に班長らしいと思いました。班長はそんなふうに人間味のあるキャラクターですが、体制の手前、それを隠さなければなりません。でも徐々に内面が表れてきます。それは人間として仕方ないことです。

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