<Wコラム>香川真司の良きライバル、 韓国のソン・フンミン
Wow!Korea / 2014年11月12日 8時55分
ドイツのブンデスリーガで活躍するサッカー韓国代表のソン・フンミン選手は香川真司よりすごい?
サッカーのヨーロッパ・チャンピオンズリーグ、今ドイツのブンデスリーガで活躍する韓国出身のソン・フンミンが大活躍した。
バイエル・レバークーゼンのソン・フンミンと言えば、同じくブンデスリーガで活躍中の香川真司が所属するドルトムントとの試合でも度々活躍を見せていることから、日本のサッカーファンの中でもそれなりに知られている存在。
そして、韓国では、サッカーの英雄チャ・ボングン(車範根)やアジア初のプレミアリーガー、パク・チソンに次ぐ国民的な「サッカースター」に認識されつつある選手だ。
ことしの2014ブラジルワールドカップでもアルジェリア戦でゴールを決めており、韓国代表の中でもっとも目立つ活躍をみせた。まだ22歳というその若さにも、韓国では大きな期待を寄せている。
では、まだ短い彼のサッカー人生ではあるが、少し紹介してみよう。
まず、幼少年期だが、小学校と中学校ではサッカー部に所属せず、韓国代表出身の父親から直接指導を受けながら育ったという珍しい経歴を持っている。
父親は、試合の勝敗にはあまりこだわらず、パスやドリブルなどの基本的な動きを集中的に身につけさせる指導を行っていたという。
その後、順調な成長をみせながら2008年にはドイツのハンブルガー・シュポルト(U-17)にサッカー留学し、5試合で9得点の活躍をみせて現地でも可能性を認められるようになる。
2010年1月には1部リーグのハンブルガー・シュポルトと4年契約し、2012-2013シーズンからは先発に定着して34試合で12得点をマーク。
2013年6月には、移籍金1000万ユーロ(約14億円)でバイエル・レバークーゼンと5年契約を結び、このシーズンも43試合で12得という二桁得点を記録した。
今シーズンはこれまでに8ゴールを決めており、攻撃型ミッドフィルダーとしては十分な成績を残している。
一方、最近の活躍ぶりでチームの仲間からは「ソンナウド」(ロナウドの名前を掛けあわせたもの)と呼ばれるようになったという。現地のメディアも彼が活躍した日には、 「Sensational」ではなく、「Sonsational」と、苗字にちなんだ見出しを書いているほどだ。
また、ドイツサッカー界のレジェンド、フランツ・ベッケンバウアーは「彼はスーパー選手。私は彼のプレーが本当に好きだ。速くてダイナミックで、ただゴールを決めるだけでなく、本当に美しいゴールを決める」など、ソン選手を称賛しており、所属チームのゴールキーパーも「ソンはすでに世界最高レベルの選手に成長している」と評価した。
両足を自由に使いながらの正確なシュートと、テンポの早いポジショニング、しなやかなドリブルと視野の広さなど、彼の長所は多岐にわたるが、体当たりに弱いという短所もある。
ただ、スポーツ選手には25歳過ぎてから体の線が太くなるケースも多いので、ソン選手が体格的な弱点を克服することは不可能ではない。
香川真司の良きライバルとして、このまま順調に成長していけば、近い将来にはアジアの枠を超え、世界のサッカー史に名を刻めるすごい選手になることは間違いなさそうだ。浅田真央とキム・ヨナの良きライバルがそうだったように…
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