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【公演レポ】“バラードの貴公子”ソン・シギョンが魅せた意外な姿! 初のジャンルにファンもノリノリ

Wow!Korea / 2015年1月28日 18時52分

ここからは歌も一転して明るい曲に。笑顔で「あぁ僕の女神様」を、ファンと声を合わせながら歌った。

「キャロルを集めたアルバムを作るのが夢だったんです」と明かすソン・シギョンが昨年12月にリリースした「Winter Wonderland」は、ほぼすべて英語の曲だ。その中で唯一韓国語の曲「忘れないでいて」を、コーラスメンバーの女性シンガーとデュエット。「緊張します…」と恥ずかしそうに自己紹介しながらも、力強い声で歌った女性シンガーに、大きな拍手が送られた。

「2015年私が聞きたい言葉」のコーナーでは、ファンから集めたエッセイを紹介。ソン・シギョンのファンだった妻に誘われてコンサートに行くうちに、すっかりファンになったという夫の話を紹介したあと、会場に来ていた夫妻とトーク。

「APink」のファンだという夫と意気投合したソン・シギョンは、「僕は『APink』みたいにかわいくなくてゴメンナサイ…」と苦笑いして、ファンの笑いを誘った。

また、「好きな人を一人に決められない」と綴っていたのは、なんと9歳の女の子。ソン・シギョンは、小さな相談者のかわいらしい悩みにちょっと戸惑いながらも、「まだ、ぜんぜん大丈夫だよ。いつか、誰も自分のことを好きじゃなくなる時期もあるし(笑)。今が幸せだけど、もてあそんではいけません」と真摯に答えていた。

そして、スクリーンの映像は、「あいつが帰ってきた」という突然ハードボイルドな映画のような世界に。ファンに新しい姿を見せようと変化を模索するソン・シギョン。そして、「はじめて挑戦するジャンル、それはまさに…」と紹介されたのは、なんと「HIP POP」!

ラッパー姿のソン・シギョンがスクリーンに映し出されると、会場からは「えーっ!」という喜び混じりの絶叫が。そして、Tシャツにキャップをかぶったソン・シギョンがステージすると、ファンは総立ちとなった。曲は「Dragon Ash」の「Grateful Days」、そしてPSYの「Passionate Goodbye」。通訳のユさんもラッパー姿でノリノリに。

アップテンポの「微笑天使」まで一気に盛り上げ、大きく息をついたあと、「これが最後の曲です」と言うと、会場からは「エー!」と別れを惜しむ声があがった。ラストの曲は、「君は感動だった」。得意のハイトーンを響かせると、ファンからは、大きな拍手が送られた。

鳴り止まぬ拍手の中、すぐにアンコールがスタート。「おかげさまで温かくなりました」と上気した笑顔で再びステージに登場したソン・シギョン。「Let it snow」と、「僕に来る道」を歌いながら、観客席をゆっくりと、両手を高く挙げて観客席のサイドや2階にも感謝の気持ちを送った。

「デビューから15年。ステージに立ってみなさんとお会いするこの瞬間が一番幸せと言うことに変わりありません」と語ったソン・シギョン。新しい姿に挑戦し続けるバラードの貴公子との充実した3時間に、ファンの心もほっこりと温かくなった。

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