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「スリーデイズ~愛と正義~」シン・ギョンス監督オフィシャルインタビュー

Wow!Korea / 2015年2月19日 9時59分

大統領警護官は24時間、生死の岐路に立っています。そして大統領を警護するにおいては、ほんのわずかな疑いも抱いてはいけません。警護官という仕事に命をかけていたテギョンが、父の死に遭遇したことによって、それまでの信念や仕事に対する倫理感が揺らぎはじめ、大統領に対して疑いを持ちはじめます。

真っ白い紙のように純粋だった青年が、一度は失った自身の信念を取り戻して人間として成長していく物語を描く上では、テギョンと大統領には明確なコントラストが必要でした。最初から彼らが一つになってもいけなかったし、テギョンが否定しようとする大統領が、あまり悪人のように見えてもいけませんでした。そのためには、やはりソン・ヒョンジュが演じる苦悩する大統領が必要でした。そして彼らの対比がより明確になるように演出しようと腐心しました。

-冬場の野外ロケが多く、苦労も多かったと思われますが、現場の雰囲気はどうでしたか。キャストとの印象に残っているエピソードなどはありますか。

現場はいつも暖かで和気あいあいとしていました。寒さに凍えて大変な撮影も多く、ケガをしてしまう場合もたびたびありましたが、俳優たちがスタッフを気づかってくれましたし、やはりスタッフたちも、また、献身的に撮影に臨みました。 撮影も高難易度のものが多く、冬だったので、雪も問題になりました。雪が映らないように撮影地を移動する必要があったんです。たとえばポウォン役のパク・ハソンが電信柱から落ちるシーンの撮影は、京畿道の一山にあるスタジオの運動場でCG用の撮影を行い、本撮影は慶尚北道の亀尾で、追加撮影は雪のなかった慶州で行いました。大統領役のソン・ヒョンジュさんも今回は大統領役なので、動き回らなくていいと期待していたようでしたが、大統領が逃げ回るというストーリーだったので、慶尚北道、全羅南道、忠清北道と各地を転々と撮影することになってしまいました。

-ヤンジン里事件の銃撃戦のシーンや狭い列車内でのアクションシーンはとてもリアルで迫力もあり、監督もこだわって撮影したのではないかと思われますが、撮影で苦労した点や、撮影秘話があれば教えてください。

2つの撮影はドラマの核心となるシーンで、撮影監督、武術監督、CG監督と共にアクションの絵コンテ作業から進めました。絵コンテに基づいてペ・ジェイル武術監督が、現場撮影の前に武術チームと事前撮影を行って準備をしてくれました。残念なことにペ監督は事情があって、列車のアクションシーン以降は降板してしまったのですが、とても尽力してくれましたし、後を引き継いだパク・チュチョン武術監督は、とても的確にこのドラマに合ったすばらしいアクションを演出してくれました。秘話といえば、ヤンジン里の銃撃戦のシーンまでで、このドラマのために準備した模擬弾丸の7割以上を使い切ってしまったので、後々後撮影には困ってしまいました。

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