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<インタビュー後編>映画「ベテラン」ユ・アイン、「大人になった」と言われると寂しい

Wow!Korea / 2015年8月29日 10時0分

俳優ユ・アイン(提供:OSEN)

全ての俳優は話がうまくはない。立て板に水のような愉快な雰囲気を主導する人がいるかと思うと、生まれつきの性格などが理由で短く語ることから抜けられない人もいる。俳優ユ・アインは、その中間ぐらいにいる。これまで演じてきたキャラクターのせいか、とぼけているようにも感じるが、公式の場やインタビューでは緊張した表情がはっきり見られる。時折、声が細かく震えることもある。それでも繊細な比喩と描写で物静かに話を続け、その中に込められた彼の考えや主張は明確である。時に適切なユーモアを交えながら笑わせるが、その時は彼特有の無邪気な笑顔に出会える。

そのような姿から映画「ベテラン」のチョ・テオを思い出すのは難しい。そのくらいチョ・テオはあくどい。財閥3世であるテオは、傍若無人で唯我独尊で、誰であれむやみに接する。部下に腹いせすることはもちろん、女性に暴力を振るうことすら気兼ねない。彼の狂気じみた行動は、正義感あふれる熱血刑事のソ・ドチョル(ファン・ジョンミン)の目に留まり、ドチョルを中心にした広域捜査隊とテオの追い回される戦いが始まる。俳優ファン・ジョンミン、オ・ダルス、チョン・ウンイン、チョン・マンシクら、そうそうたる先輩との戦いだが、テオを演じるユ・アインは誰にも負けないカリスマ性を発揮している。

「イメチェンの成功」と表現するには彼にとってテオはより深い意味があるようだった。若くしてデビューした彼もいつの間にか数え年で30代の入り口に立ち、演技に対する悩みもより深くなったからだ。「大人になったと言われると悲しい」とし、「まだまだ」と言いたいユ・アインから映画「ベテラン」の話をさらに聞いてみた。

―ファン・ジョンミンやユ・ヘジン、オ・ダルスはリュ・スンワン監督の作品に出演した経験があり、今回の出演者にそういった俳優が多かったが、どのように適応していきましたか?

適応するのはうまいほうではありません。以前よりとぼけた感じになった気がしますが、気楽ではありません。現場が“働く遊び場”だとすれば、「ベテラン」はおじさんたちと遊ばなければならないですよね(笑)。ふざけても本当によく合わせてくださる。親しくなろうと頑張っていることをわかってくださったようです。先輩方は僕が飲み会に行かなかったと冗談っぽく寂しがります。だけどいつにも増して酒の席には顔を出した方なんです。皆さん決まったお酒があるんですよ。オ・ダルス先輩はマッコリ、ファン・ジョンミン先輩とユ・ヘジン先輩は焼酎。僕一人でビールを飲んでいました。

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