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<Wコラム>ハン・ヒョジュ、勇気が変えた女優人生

Wow!Korea / 2016年4月27日 22時32分

「この役柄を通じて、人間の喜怒哀楽を豊かに表現できるのではないかと考えました。撮影が始まると、スタッフや監督、俳優の方々と息が合って、本当に気持ちよく演技ができました。実際にリラックスして演じられただけではなく、とてもその場の雰囲気を楽しみながらできました。同時に、この作品をやって良かったのは、演技で泣いたり笑ったりというときに、見ている方々が同じ感情を共有してくださったことです。とても幸せに感じました。」

結局、『華麗なる遺産』はハン・ヒョジュの女優人生を大きく変える転機となった。この作品の成功があったからこそ、彼女は大作『トンイ』の主役に選ばれたのである。

ハン・ヒジュが演じたトンイは、歴史的には淑嬪(スクピン)・崔(チェ)氏として知られる女性だ。低い身分の出身ながら、第19代王・粛宗(スクチョン)の側室になり、のちの第21代王・英祖(ヨンジョ)の母になっている。

■『トンイ』でトップ女優の仲間入り

トンイに扮したハン・ヒョジュは、演じるキャラクターを作るうえで苦労した。

「撮影が始まる前、トンイについて詳しくなかったので、ぜひ調べなければならないと思い、いろいろ勉強したり資料を集めたりしました。けれど、トンイについて書かれている資料が本当になかったんです。歴史上では淑嬪・崔氏という名前で通っていますが、インターネットを見てもわずかしか出ていませんでした。このドラマというのは、監督や作家の方たちが『こういう人物だったのだろう』という想像で作る部分が多かったようです。彼女についての資料がなかったので、私も調べるのが大変でした。」

ハン・ヒョジュはそう振り返るが、逆に言うと、歴史の中で知られていない人物だからこそ自分で新しいイメージを加えられたのである。

そこに、俳優としてのやり甲斐があった。

ハン・ヒョジュは連続ドラマの主役を何度も経験しているが、それでも50話も続く時代劇の撮影は本当に大変だったという。

「撮影期間が長くて体力的にきつかったのは確かですが、それはどのドラマでも同じだと思います。精神的に大変だったのは、1週間の中でいろんな出来事を次々に撮影したことです。たとえば、最初に産んだ子供が死んでしまったのに、すぐに次の王子を産むというシーンを撮りました。そういったことを立て続けに表現するのが大変でした。その1週間は、多くのことを自分なりに吸収して演技をしなければならなかったので、精神的にも難しいと思いました。でも、終わってみると、肩の力が抜けて気楽になることができました。いろいろと苦労はありましたが、すべてが自分の助けになってくれたと思います。」

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