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<Wコラム>N世代が韓国芸能界を大きく動かす

Wow!Korea / 2016年4月30日 11時11分

イ・ミンホ(写真提供:OSEN)

■まさに「ネットワーク世代」

韓国では1980年代の中盤から後半に生まれた人たちを「N世代」と呼んでいる。「東方神起」、「JYJ」、チャン・グンソク、イ・ミンホ、ソン・ジュンギといったスターが該当する。

この世代は、ネット社会の申し子だが、果たしてどんな世代的特徴を持っているのか。そのあたりを考えてみたい。

「ネットワーク世代」の略語である「N世代」の人たちにとって、インターネットは欠かすことができない。パソコン、スマートフォン、タブレットなどのデジタル機器を肌身から離せず、常にネットとつながっていないと不安を感じてしまうのだ。

生活パターンも、既存世代と比べると明らかに変化している。

N世代は、新聞や本、テレビ番組をパソコンで見ることに違和感をもたない。手紙の代わりにEメール、さらにはチャットやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じてコミュニケーションをとる。

すでにインターネットという仮想空間をもう1つの社会として認識しており、自分のホームページ、ブログ、フェイスブック、ツイッターなどで自由に発言をしている。

また、情報を共有することにも積極的で、常に強い知的好奇心を持って新しい情報を求めている。

音楽、ゲーム、テレビ番組、ファッションなど、大衆文化の大多数はN世代の趣向や要求に合わせて作られ、N世代によって消費されるといっても過言ではない。

ところで、N世代にはもうひとつの別名がある。韓国ではまたの名を「3放(ポ)世代」と呼ぶのだ。就職・結婚・出産を早々と放棄していると言われる世代である。

そもそもN世代にとって、社会の壁はあまりにも高い。高学歴、英語、第2外国語、海外留学、ボランティア活動の履歴、ドラマティックな人生ストーリ…。いわゆる「スペック」と呼ばれるこれらを、韓国社会は当たり前のように要求してくる。そんな社会で生き残るために、N世代は必死である。

■自ら発信するスターたち

N世代のスターたちはどんな点で共通の個性をもっているだろうか。

顕著なのは、自分から直接何かを発信するということである。

ツイッターやSNSの流行によって、スターの人間らしさが垣間見ることが増えてきたと言える。

仕事の現場での様子や仲のいい芸能人とのツーショット、好きなもの、今何をしているかなど、プライベートを自ら進んで書き込んでいる。

政治や社会問題に関する発言も、彼らは躊躇しない。友人との会話、ファンとの1対1のコミュニケーションも公開している。

つまり、本当の自分を出すことを恐れないのだ。もはや神秘主義がスターの絶対条件とされる時代でもない。

そういう意味では、スターが高嶺の花として扱われたのも昔の話なのである。N世代のスターたちは、それをよく知っている。

だからこそ、作られたイメージだけではなく、人間としての自分もしっかり見てほしいとN世代のスターたちは考えている。

そんな彼らが韓国芸能界を大きく動かしている。もはや中心勢力になった、と言っても過言ではない。

兵役に入っているスターが何人もいるが、その人たちも含めて、今後の韓国芸能界の動向はN世代のスターたちによって大きく左右されていく。

文=「愛韓」編集部

(ロコレ提供)

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