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<Wコラム>チャン・グンソク/『テバク』に至る長い道~たゆまぬ向上心

Wow!Korea / 2016年5月5日 11時13分

また、彼女ができたらどんなときでも自分がリードすると断言した。

「恋人にするなら、相手の年齢よりも自分を愛してくれるかが大切ですね」

こういう発言をするだけに、韓国では「ナルシストだ」と批判されたが、そのときでも「変わらずに愛してくれるファンのことが大好きです」と率直に語った。

また、大の日本好きとしても知られた。

「中学3年から日本語の勉強を始め、いずれは通訳なしでファンミーティングが出来るようになりたい」

そう夢を語った彼は、日本語の勉強のために日本に留学したいという気持ちまで持って

いた。

「自分の世界を広げたいのです。自分の未来に対する投資でもあります」

向上心が本当に強かった。

その気持ちは『テバク』に主演する現在に至るまで変わっていない。

■作品ごとに見せる「高いプロ意識」

2008年、チャン・グンソクのもとには『花より男子』の出演オファーが届いていた。共演者、スタッフ、作品の知名度というすべてで、ほぼ成功が約束されたようなドラマだった。

「受けるに違いない」

周囲はそう予想していたが、チャン・グンソクは『花より男子』の出演オファーを受けなかった。

その代わりに、『ベートーベン・ウィルス』への出演を決めた。

この『ベートーベン・ウィルス』は、才能がありながらもどこか足りない部分を持つ団員たちが結成したオーケストラの話である。その中でチャン・グンソクは、絶対音感を持つ天才カン・ゴヌを演じた。

チャン・グンソクは、『ベートーベン・ウィルス』を選んだ理由についてこう語っている。

「音楽を通じて感情を分かち合い、そして、感動を伝えることができる作品だと思ったからです」

今から考えても、『ベートーベン・ウィルス』のほうを選んだのは英断だった。この作品は、チャン・グンソクの飛躍に欠かせない作品となった。

さらに、彼はこう語っている。

「時間が経って初回から再び放送を見たら、最初の演技が本当にぎこちなかったです。それでも終盤にはゴヌは非常に良くなって、とても成長したと思います」

チャン・グンソクは、『ベートーベン・ウィルス』でトランペットをはじめて演奏したという。しかし、初心者とは思えないほど華麗な旋律を奏でた。

このレベルに達するには並々ならぬ努力が必要だろう。チャン・グンソクの高いプロ意識がうかがえた。

(次回に続く)

文=「ロコレ」編集部

(ロコレ提供)

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