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<Wコラム>ペ・ヨンジュン過去への旅路~俳優になることを決意

Wow!Korea / 2016年5月10日 15時53分

彼女が大好きな自分。でも、近づくことさえできない自分。恋とはなんと残酷なものだろうか。

寂しさと情けなさでペ・ヨンジュン少年の心はすさむ一方だった。

数か月後、彼女は急に図書館に姿を現さなくなった。名前さえ知らないので捜す手立てもない。こうしてペ・ヨンジュンの初恋は片思いのまま終わった。

■高校に進学

人は恋をすることによって、まるで別人格のように生まれ変わることがある。ペ・ヨンジュンがまさにそうだった。

勉強ばかりしていても人間らしく生きられない、と彼は悟った。現に、好きな人がいても声さえかけられない……。その痛手がペ・ヨンジュンに「もっとバイタリティを持たなければ」という示唆を与えた。

漢栄(ハニョン)高校に進学したペ・ヨンジュンは、勉強にあまり熱が入らなくなってしまった。

世の中にはもっと面白いことがたくさんあると思えたし、青春を謳歌するのは今しかないと熱く燃える考えを持つようになった。

遊ぶ仲間を見つけては、みんなで出歩いてばかりいた。夜遊びもしたし、夏休みになると友人たちとフラリとキャンプに行ってしまうこともあった。また、スポーツにも打ち込んだ。もともとペ・ヨンジュンは6歳のときからテコンドーを続けていた。

「男は強くなければならない」。父のそういう方針のもとで始めたのだが、テコンドーは内にこもりがちなペ・ヨンジュンを社交的にする手段の一つにもなっていた。

とにかく、勉強以外にやることが多すぎた。もちろん、両親に心配をかけて申し訳ないと思ったし、自分が模範的な息子でないということは自覚していた。

しかし、彼は自分なりに考えて行動したつもりだ。

■大学受験に失敗

大人からは問題があるように見えても、ペ・ヨンジュンは強い信念を持っていた。どんな結果になろうとも、かならず自分で責任を負う、と……。

そういう意味でペ・ヨンジュンは悔いなく高校時代を過ごした。けれど、手痛いしっぺ返しが待っていた。檀国(タングッ)大学の建築工学科を受験したが失敗してしまった。

なんといっても、ベビーブーム世代の一員である。大学はどこも競争率が非常に高く難関ばかりだった。しかも、人気の高い建築工学科だけに、合格は非常に難しかった。

浪人生活を余儀なくされたペ・ヨンジュンだが、しばらくは勉強が手に付かず、地方をブラブラと放浪して歩いた。

自分を鍛えなおしたくて、山寺にこもったこともあった。入山して修行するというのは韓国ではよくあることなのだ。

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