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<Wコラム>チャン・グンソク/『テバク』に至る長い道~志のある生き方

Wow!Korea / 2016年5月13日 23時56分

なんでも前向きにチャレンジしていたチャン・グンソク(写真提供:news1)

■ユン・ソクホ監督からの出演依頼

前回は『メリは外泊中』に関する話題を紹介した。今回は、それ以降の話である。

2011年2月、『冬のソナタ』で知られるユン・ソクホ監督は、『春のワルツ』以来5年ぶりにメガホンを取ることを発表した。

「今回準備している作品は、シリーズ化を念頭に置いた作品ではありませんが、純粋で美しい愛の物語になるでしょう」

この発表は多くの韓国ドラマのファンを喜ばせ、続報に注目が集まった。しかし、しばらくの間、正式な続報はなかった。ただ、KBSの関係者が「今年秋の放送予定が来年に延期になった」と語っていた。

なぜ放送が延期になったのか。キャスティングの遅れを指摘する声が多かった。実際、主演の男女を選ぶ作業はかなり難航したようだ。

ドラマの名は『ラブレイン』。1970年代と現在という二つの時代の純愛が交互に描かれる作品だ。主役の男優は、180度性格の違う2人を一人二役で演じるのだが、ユン・ソクホ監督がこだわったのがチャン・グンソクの出演だった。

ユン・ソクホ監督は繊細な演技力が要求される作品で主人公ができるのは、チャン・グンソク以外にいないと思っていた。

「作品の企画段階であらすじを真っ先にチャン・グンソクに伝えました。しかし、彼の今年のスケジュールがいっぱいだったため、今年は諦めざるをえませんでした。ドラマの完成度を高めるために放送計画を来年に延期することで、彼のスケジュールとも合わせられました。すばらしい演技力はもちろん、多様な才能と魅力を持つチャン・グンソク氏と一緒に作品が作れることになり、とてもうれしいし、期待も大きいです。いい作品を作るので楽しみにしてほしいですね」

名監督にここまで言わせたチャン・グンソク。本当に光栄なことである。

■子役を支援したい!

チャン・グンソクは『ラブレイン』への意気込みを語った。

「普段から尊敬しているユン・ソクホ監督とぜひ一度作品を作ってみたいと思っていました。ですから、今回作品に参加することができて光栄に思います。最高の監督と脚本家にたくさんのことを学び、いい作品ができるようにベストを尽くします」

チャン・グンソクにしても、今までは『美男<イケメン>ですね』を初めとしてラブコメで真価を発揮することが多かった。俳優として多様な演技を身につけるうえで、ユン・ソクホ監督と組むことで得られることは多い。

しかも、今度は二役にチャレンジする。特に、1970年代の純朴な青年をどう演じるかが大事だった。

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