1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アジア・韓流

<Wコラム>韓国女性の生き方~女性から見た韓国男性

Wow!Korea / 2016年5月17日 17時30分

韓国女性の生き方~女性から見た韓国男性

■男性の権利が優先される社会

私は、マッチョ系の男性が大嫌いです。偏見かもしれませんが、身長が高くて筋肉が付いてて頼もしくみえる男ほどロクな者はいないのです。

見かけとは全然違って、考え方が古い奴が多いからです。特に韓国の男性は、「男」という意識が強すぎます。「男コンプレックス」と言っていいくらいです。

そこには二つの原因があると思います。一つは、昔ながら韓国社会に残存する男尊女卑の意識。もう一つは、男性ならだれもが避けられない兵役義務です。

昔から韓国社会は、男性の権利が優先し、社会の中心は男性でした。というわけで、家庭内でも娘より息子が優先されてきました。

当然「男児選好」につながり、私が子供の頃は、男の子が生まれるまで必死に頑張る女性も少なくはなかったのです。

実際、私の母方の伯母は男の子を産むために5人も子供を産んだのです。それでも、次から次へと生まれてくるのは女の子ばっかりでしたが……。

しかも、男の子に恵まれなかったら、社会はすぐに女性のせいにするので、伯母の肩身はよっぽど狭かったでしょうね。高校に入って、生物の授業で性別を決めるXY染色体を持っているのは男性という科学的な事実を教わったときは、ショックを受けました。

韓国では、なんでそんなに息子にこだわっているのでしょうか。

祖先のことを大事にする儒教社会の韓国は、亡くなった人のために毎年「祭祀=法事」を行ないます。贅沢なご馳走を供えて亡くなった祖先を祀るのですが、行事を仕切るのは息子だけです。娘が仕切る「祭祀」は見たことがないし、聞いたこともありません。

■溺愛される息子たち

私の祖母も生きているときは、私の弟のことをとても大事に可愛がっていました。それに不満を感じた私は、つい言葉に出して反抗したことがあります。

けれど、返ってきた言葉は、「長男は私が死ぬと祭祀をしてくれる孫だよ。あなたは嫁に行っちゃうと終わりでしょう。しょせん娘は他家のものになるのだから」と言われました。

祖母が、私に気づかれないようにこっそり弟にお小遣いをあげる光景を何回も見て見ないふりをしました。

悔しかったです。知らないうちに私は女性として男性に被害意識を持つようになったのかも。

両親や祖父母に溺愛されて育ってきた息子たちは、男という強いプライドを持つようになります。その意識がどんどんエスカレートして女性を見くびったりもします。自分が家庭の中心になっていくのを当たり前だと受けとめるようにもなります。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください