<Wコラム>ペ・ヨンジュン 過去への旅路~ドラマ「初恋」に出演
Wow!Korea / 2016年5月17日 17時36分
「パパ」に出演したペ・ヨンジュンは激務の撮影で疲労困憊となり、1996年1月下旬に入院する羽目になってしまった。しかも、話にどんどん尾ひれが付いて引退騒動にまで発展した。大変なことが起こってしまったが、それもペ・ヨンジュンの人気が凄かったからである。
■撮影の疲れで体調を崩す
1996年2月14日付けの「イルガンスポーツ」は次のように紹介している。
「ペ・ヨンジュンが出演している『パパ』の撮影が終わろうとしている1月26日、ヨイドの病院に入院して精密診断を受けた。そして、今後は渡米して誰にも知られないところで静かに過ごすということが2月13日に明らかになった。ペ・ヨンジュンは最低でも半年は休養する予定で、この期間に国内で彼の姿を見ることはできないと思われる。ペ・ヨンジュンのこのような電撃決定は、1994年秋にデビューしてから『連続するドラマ出演で、疲労が重なったため』というのが本人の説明である。ペ・ヨンジュンは最近貧血や消化不良などで体重が3キロ以上減り、疲労による症状も訴えていた」
こうした報道は、ペ・ヨンジュンがデビューして間もない頃から、撮影時に極度に疲労して体調を崩すことが多かったことを物語っている。
役柄への集中度が極限に達するほどだから、どうしても撮影の終盤にはやつれてしまうのであった。
■代名詞は「タフガイ」
1996年2月から半年間の休養を取っていたペ・ヨンジュンが、その年の秋から再びテレビドラマの世界に戻ってきた。
しかも、大変身していたことがファンの間でも大いに話題となった。
どんなふうに変身したのか。
一言でいえば、「タフガイ」になったということだ。これは、韓国では「男らしい」という意味で、かなり好意的に受けとめられる。
韓国の男性は、とにかく筋骨隆々とした肉体こそが男の象徴、という考え方が強い。今も男優が体力作りに熱心なのも、「力強い」というイメージを保ちたいためだ。
けれど、デビューしてから数年のペ・ヨンジュンには「優しくて柔らかい雰囲気だけど、ちょっと弱い」という印象があったことは確かだ。しかも、メガネがトレードマークなので、どうしてもインテリ風に思われてしまうし、ドラマ「パパ」はその先入観を裏付ける結果ともなっていた。
そんな印象をガラリと一変させたのが、「初恋」への出演だった。
実は、ペ・ヨンジュンは半年間休養していたといっても、ただ休んでいたわけではなかった。たえずフィットネスクラブに通ってトレーニングをして筋力アップに励んでいたのである。
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