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<Wコラム>これでわかる! 軍楽隊と義務警察(最新版)

Wow!Korea / 2016年5月17日 19時46分

実際、警察官の人手が足りない状況の中で、兵役対象者が警察の手伝いをしてきたのである。兵役の義務を負う立場としても、市民生活の保護に貢献できるというやり甲斐があった。

そういう意味では、とても有益な軍務代替制度である。

この義務警察も志願者が多いので、選抜試験によって合格者が決められる。

ただし、合格者もいきなり義務警察に入るわけではなく、最初に陸軍訓練所で新兵訓練を受ける。

その期間は、一般の兵士が5週間であるのに対し、義務警察に行く人は4週間になっている。短縮型の新兵訓練といえるだろう。

その4週間の新兵訓練を終えて義務警察に移ると、すぐに教育センターで3週間の新人教育を受ける。

それを終えてから、各地にある地方警察庁に配属されていくのである。

「東方神起」のチャンミンが入ったのは、ソウル地方警察庁の中にある警察広報団だ。

■多様な兵役遂行の時代へ

警察広報団は基本的に18人で構成されていて、学校を回りイベントを通して非行防止や交通遵守をアピールしたり、交流親睦行事でパフォーマンスを披露したりする。ここに入るためには、応募者多数の中から選抜試験を通り抜けなければならない。とはいえ、優れた音楽的才能があれば、十分に合格可能である。

現実的に芸能人が数多く在籍してきており、現在はチャンミンの他に、「SUPER JUNIOR」のドンヘとシウォンが所属している。

つい最近もチャンミンが学校をまわって啓蒙活動を行なっている様子がソウル地方警察庁のFacebookで公開された。

ソウル地方警察庁にはポドリ(男の子)とポスニ(女の子)というキャラクターがいるのだが、舞台の上でぬいぐるみのポスニの中に入っていたのは、なんとチャンミンであった。ぬいぐるみを脱いでチャンミンが現れたら、みんなビックリだろう。

いずれにしても、兵役を全うする方法は、今後ますます多様化していく。近代兵器の装備によって今では以前ほどの兵力を維持しなくてもいい状況になっている。現に国防省は2022年までに兵士の数を63万人から約52万人に減らす計画を立てている。

そういう流れの中で、むしろ軍楽隊や義務警察の人員を増やしてもいいのではないだろうか。

兵役の遂行にも、ダイバーシティ(多様性)というものが求められているのである。

文=康熙奉(カンヒボン)

(ロコレ提供)

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