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<Wコラム>韓国女性の生き方~純潔を守るということ

Wow!Korea / 2016年5月17日 22時0分

唐突ですが、婚前純潔という言葉をご存知ですか。(写真提供:ロコレ)

■娘に厳しい韓国社会

唐突ですが、婚前純潔という言葉をご存知ですか。

日本で婚前旅行という言葉をよく耳にしますが、婚前純潔という言葉はどうなのでしょうか。明治時代なら通じたのでしょうか。

女性は結婚するまで純潔を守るべし!

私の青春時代には、韓国の女性なら誰もが結婚前に純潔を守ることが絶対的な生き方だと思い込んでいました。

「女は結婚するまで身持ちを慎重にすること!」

耳にタコができるほどそう言われ続けました。

そうであるなら、もっと正しい性教育が行なわれればよかったのですが、残念なことに当時の韓国社会は性に対して開放的ではなかった。特に娘に対してはとても厳しかったのです。

男性の異性経験は自慢話になるのに反して、女性の異性経験は「恥」、「傷」、「雑巾」など、マイナス的なイメージが含まれた単語でよく表現されていました。

結婚前に純潔を守るという条件が、当時の女性の恋の行方を大きく左右したのです。

私が現実と理想にギャップを感じたのは、大学に入ってからです。初めて付き合った彼と別れてから徐々に気付くようになりました。交際中には、自分の生き方が正しいと彼にぶつけてましたし、そういう私を守ってくれた彼だったからこそ信用しました。それなりに絆もあったと思います。

■確かに男性中心の社会

せっかく付き合っていたのですが、彼の浮気で別れることになりました。

最初は彼のことや浮気の相手を憎みましたが、よくよく考えてみたら、自分の古い考え方が現実の状況に合わないこと、なによりも恋に素直じゃなかったところが一番悪かったのでは、と思うようになりました。

自分が一番情けない、と反省もしました。

いかに男性中心の社会に洗脳されていたか、どれだけ自分が勘違いしてきたかがわかるようになりました。

失恋がきっかけで、私は女性として人間として、正しく生きていく道を見つけることができました。

確かに男性中心の社会ではありますが、結局社会の半分は女性が占めているし、女性がいなければ男性は生まれないのです。

以来、「社会を変えるのは女性しかいない」と思い、自分から変えていこうと徐々に前向きに考えるようになりました。

私の世代(1970年代生まれ)、いや今も同じかと思いますが、韓国の女性なら大体3つのタイプがいると思います。すでに性に対して開放的な考え方をした人、私みたいに徐々に意識が変わった人、いまだに婚前純潔を当然だと思っている人…。

高校時代の友人にもブログを通して聞いてみました。

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