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<Wコラム>『テバク』の序盤は成功したのか

Wow!Korea / 2016年5月18日 22時7分

まず、『テバク』の主役を担うチャン・グンソクの出演シーンは、第2話までの間には第1話の冒頭の数分間しかなかった。チャン・グンソクが扮する主人公テギルの出生前からドラマが始まっているので、それは致し方ないことなのだが、やはり主役が出ないドラマというのは不利である。

しかし、第3話以降からチャン・グンソクが登場するので、4月4日の次回の放送が大きなカギとなる。

その登場シーンの数々で、チャン・グンソクが本当に視聴者を釘付けにして関心をさらに高める求心力があるかどうか。

予告編を見るかぎりではチャン・グンソクの演技がとても輝いていた。身のこなしも躍動感にあふれ、颯爽としていた。その点では、大いに期待が持てると言える。

もともと『テバク』は、共演のベテラン陣が粒揃いだ。冷徹な手腕で国を治めた粛宗(スクチョン)を演じるチェ・ミンス、反乱を起こす李麟佐(イ・インジャ)に扮したチョン・グァンリョル、主人公テギルの母親となる淑嬪(スクピン)・崔(チェ)氏を演じるユン・ジンソ。この3人が計算された抑揚で複雑な人物像を魅力的に演じている。主役が不在の序盤を支えたのもこの3人であり、そういう意味では、ベテラン俳優に支えられて『テバク』はドラマチックなスタートを切れたと言える。

■大がかりなストーリーに期待!

序盤の展開をベテランが作ってくれたので、英祖(ヨンジョ)を演じるヨ・ジングと、イカサマが得意な風雲児を演じるチャン・グンソクも、うまくバトンを引き継ぐことができる。その点では流れはいい方向に向いている。

あとは、脚本の出来がポイントになるだろう。

第1話と第2話を見ると、クォン・スンギュ氏の脚本はセリフがとても面白い。「なるほど」とうなるような説得力も随所にある。

クォン・スンギュ氏は、過去に『ペク・ドンス』と『火の女神ジョンイ』の脚本を書いているが、人間の欲望をえぐりだすようなセリフに定評がある。加えて、今回は史実を大胆に解釈して大がかりなストーリーを設定にしている。

しかも、描かれる時代が1693年から1728年までで、朝鮮王朝で最もスリリングな時代である。

当時は大事件も多く、時代劇の素材としても申し分ない。それだけに、かならずワクワクするような展開になるだろう。

当然ながら、今後の視聴率アップも大いに可能であろう。

第1話と第2話を総合的に判断すると、『テバク』はかならずしも成功とはいえないが、及第点には達している。

それも、今後の上昇が望める及第点である。

やはり、今後の成功を占うのであれば、それは主役の求心力にかかっている。チャン・グンソクの「過去と決別した決意」がこもった演技に期待したい。

文=「ロコレ」編集部

(ロコレ提供)

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